こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

エマ7巻

2006-06-30 00:00:00 | 未分類
森薫さんのコミックス『エマ』7巻を読みました。

エマがさらわれたときは、そこまでするのかと恐怖を覚えました。
また、当時の身分社会で生きている人々の行きづらさも、強く感じました。
ウイリアムとエマがつらいのはもちろん、エレノアやジョーンズ家兄弟姉妹も、これからが
大変だと思います。でもきっと強く生きていけると信じたいです。

久美沙織さんの小説版でも読みたいです。状況描写や心理描写が細やかで、
また違った楽しさがあるんです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぼくたちには野菜が足りない 1

2006-06-29 00:00:00 | 未分類
淺沼広太さん『ぼくたちには野菜が足りない 畑に関するLesson1それ絶対植えてみよう!』
を読みました。それにしても、長いタイトルだ(^^;)

とある満月の夜、空に浮かぶお月様が不思議な発光現象を起こし、その日を境に
世界中の至るところで特殊な力に目覚めた人々が、ポツリポツリと現れだした。
彼ら新人類の能力はバラバラで、動物と会話したり植物を操作したり、中には天候を
自分の意志で変えてしまうという協力な力の持ち主もいるのだが、それらの力は
すべてある本筋から逸脱するような使い方ができなかったのだ。
で、その制約がなんなのかというと「アグリカルチャー」しばり。
おかげで、軍事利用や悪用されることもなくなった。

国立第三農業高等学校では、関東圏の新人類が集められた農業科と、
近隣の普通の高校生が通う普通科で成っている。
ある日、大根の収穫に必死な上原一馬のもとに宇宙人の女の子が降ってきた。
彼女によると、野菜の勉強をしにやってきたという。
そして結婚できなければ一馬を殺さなければいけないという事態に。

コペル、あんたはラ○ちゃんかいっ!というほど学園ラブコメの王道。
でも、一馬はかなり鈍い。みのりの気持ちも解らないほど、いえ、自分自身の気持ちさえ解っていない。

脇キャラも、新人類というだけあって、かなり個性的です。
私は、伊達仁が好きですね。ファンクラブがあるほど女性に人気があるのに、
蕎麦うちに関しては孤独なところが哀愁に満ちていて好きです。

平賀フィーアも、典型的なマッドサイエンティストで読んでいてワクワクしてしまいます。

これからの展開が楽しみです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時の‘‘風’’に吹かれて

2006-06-28 00:00:00 | 未分類
梶尾真治さんの短編集『時の‘‘風’’に吹かれて』を読みました。

表題作は、『クロノスジョウンターの伝説』とは、また違ったタイムマシン。
でも、ロマンティックなのは似ているかもしれません。

『時縛の人』もタイムマシン物ですが、救われません。
主人公は悲惨な目に合っています。でも面白いです。私も非情?(--;)

『柴山博士臨界超過!』は、そういう臨界超過だとは思いませんでしたね。
気の毒だけど、周りも迷惑です。

『月下の決闘』は、バカバカしくて笑えます。忍びの者かよ(笑)

『弁天銀座の惨劇』は、これだけ生きてきて、誰も気づかなかったのかが不思議。
悲惨だけど、やはり笑ってしまいます。

『鉄腕アトム メルモ因子の巻』メルモ因子は、実現して欲しくないです。神の領域って気がします。

『その路地へ曲がって』主人公が、哀れすぎます。子供の頃も大人になっても。

『ミカ』子猫が少女に見えるというだけならともかく、そう来ましたか?意表を突かれました。

『わが愛しの口裂け女』実は、これが一番好きかもしれません。
古い都市伝説と新しい理論の融合とでもいうのでしょうか?面白いです。

『再会』新しいダム建設のために沈んでいこうとする分校の最後を見届けようと、
本校と統合された時の最後の生徒たちが集まってきます。
悲しいけれど、温かな気持ちにさせてくれる物語でした。

『声に出して読みたい事件』バカバカしくて笑えるけれど、本人は切実なんでしょうね。
とても好きです。

多分、読むのに邪魔にならない程度の感想になっていると思います。
様々な短編が楽しめますので、よかったら読んでみてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

戦う!セバスチャン6

2006-06-27 00:00:00 | 未分類
池田幹さんのコミックス『戦う!セバスチャン』の6巻を読みました。
ここのところ、硬い本ばかり読んでいたので、気分転換です。

今回は、使用人たちが大活躍?です。
中でも、ヨハンさんの存在感が大きいですね。デーデマン家にいながら、あの温和さ、尊敬に値します。
でも、実は・・・ってところが、もっと素晴らしいです。落ち着きは相変わらずなんですけど。

次に、ツネッテ。
ヘイヂ対策のために、マイヤーさんの下、修行に励みます。
兄弟子に技の極意も教わり、打たれ強くもなったそうな(笑)

今回、ヘイジもよく登場するのですが、以前より存在感が薄れている気がするのは気のせい?

ヨハンさんもマイヤーさんも得体が知れないのですが、使用人Aも癖のあるキャラクターに
なってきているような・・・(^^;)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ねこは青、子ねこは黄緑

2006-06-26 00:00:00 | 未分類
パトリシア・リン・ダフィー『ねこは青、子ねこは黄緑 共感覚者が自ら語る不思議な世界』を読みました。

著者のパトリシアは、二千人に一人の割合(様々な説あり)で発現する、共感覚という
まれな神経現象を持つ人物である。
共感覚とは、五感のうちの一つが刺激されると、その感覚に加えてもう一つ別の感覚も反応するという
現象である。

つまり「共感覚者」たちは、たとえば音に色が伴うとか、味に形が伴うといった奇妙に混在した
知覚現象を体験する。
共感覚者マイケル・ワトソンの場合、おいしく調理されたチキンの味は手に何かとがったものが
触れているような感覚をもたらすが、うまくいかなかったものは丸いものを感じたそうだ。
また別の共感覚者は、「フランシス」という名前には「豆の煮こみの味がする」と説明する。
芸術家のキャロル・スティーンはひどい頭痛は「ぎらぎらするオレンジ色」比較的穏やかな頭痛であれば
「ただの緑色」と表現する。
作曲家のリストは、音符に色を見たと言われ、オーケストラに向かって「もっと青っぽくお願いします」と
指示したと言われる。

1993年の<ザ・エコノミスト>に載った共感覚に関する記事によると、
サイモン・バロン=コーエン博士を中心とした神経科学者が、共感覚者の脳では
実際に通常とは異なる現象が起こっていることを突き止めたというのだ。
コーエン博士によると、言語に色が伴う共感覚を持つ者は、通常では
視覚情報を処理するための専用の部位とされている領域で、言語と音を処理しているということである。

他にも共感覚の遺伝や、その遺伝子が脳内でどのような影響を与えるのかなど、
興味深い事例をたくさん読みました。
事例の多さに、最後の方は読み疲れてしまいましたが、面白かったのは確かです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする