狂乱廿四孝

北森鴻さんの『狂乱廿四孝』を読みました。

江戸から明治に移行したばかりの時代。
歌舞伎の守田座の周辺で起きた連続殺人事件。

実在の脱疽による両手両足切断の名優・澤村田之助を中心に実在した人物を配したミステリ。

守田座の座付き作者の河竹新七の押しかけ弟子、お峯が持ち前の好奇心で推理する、この事件の真相は？

守田座を盛り立てて行こうという思いは皆同じなのに、少し歯車が狂ったばかりに、
こんな悲しい結末を迎えてしまいました。
そして、本当の名探偵は、最後に目立たぬように登場するところが奥ゆかしいですね。

サクラクリームフラペチーノ

スターバックスで、サクラのマカロンとサクラクリームフラペチーノをいただいてきました。どちらも美味しかったのですが、一緒に食べると、ドリンクがマカロンに負けてしまい、味気なくなるのが難点でした。別々にいただくと美味しいと思います。

シアター！

有川浩さんの『シアター！』を読みました。

小劇団「シアターフラッグ」は、ファンが多いのに、３００万円の借金を抱えて解散の危機に陥っていた。
主宰の春川巧が悩んだ末に兄の司に泣きつくと、金を貸す代わりに、
２年間で劇団の収益からその３００万円を返せ、できなければ劇団を潰せという条件を出された。

劇団員は減ったが、若手プロ声優・羽田千歳が加わり、新たな「シアターフラッグ」が旗揚げされた。

貧乏なのが当たり前だと思っていた人気はある劇団の劇団員と普通の有能な会社員が本気を出すと
どうなるか？
ハプニングありアクシデントありで、前途多難な劇団経営と人間模様。
これから先も読みたいと思わせてくれる面白さでした。

大空の夢と大地の旅

瀬名秀明さんのエッセイ『大空の夢と大地の旅　ぼくは空の小説家』を読みました。

この本は、主に瀬名さんが小説を書くために免許を取った飛行機のエッセイとも言えるかもしれません。
しかし、それ以外の旅も興味深く、楽しいものです。
書かれることの無かった錬金術の小説やインフルエンザウイルスの小説のための取材旅行。
これがいつか違った形で別の小説の題材にならないかと、空想はふくらみます。
また、「大空のドロテ」「ダイヤモンド・シーカーズ」「エヴリブレス」は、ぜひ読みたいと思いました。

話はもとに戻りますが、空を飛ぶということは、何よりも安全第一なことを、
この本を通じて再度痛感しました。
瀬名さん、今日もご安全に。

チョコレート

バレンタインデーを前にして、チョコレートショップのチョコを買ってきました。
と言っても、博多までわざわざ買いに行ったわけではなく、近所のデパートに出店していたのです。
あ、ちなみに、「チョコレートショップ」というのは店名で、固有名詞です。福岡の老舗のチョコレート店なのです。
相変わらず、美味しかったです。