こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

あの山越えて9

2006-11-30 00:00:00 | 未分類
夢路行さんのコミックス『あの山越えて』の9巻を読みました。

歩の幼なじみ広志くんの生家の管理・修理をしている花枝さんは、独身で本人にその気は無いのに
農村ではモテモテ。
まりなちゃんも、ほのかな恋をします。

今回は、人を想う気持ちがテーマかな?
色々悩みながら、落ち着くところに落ち着いていきます。

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首断ち六地蔵

2006-11-29 00:00:00 | 未分類
霞流一さん『首断ち六地蔵』を読みました。

豪凡寺の六地蔵の首が盗まれ、ある新興宗教の団体に敵対する人々の抹殺にあたり、
それぞれの地蔵に見立てられた殺害をされていく。
悪質なカルト集団を取り締まる特殊法人・寺社捜査局に勤める魚間岳士は、
豪凡寺の住職の風峰と調査に乗り出す。

魚間と霧間警部は、事件のたびに様々な推理を披露していくが、どれも的外れ。
毎回、様々な人々を犯人扱いして、よく嫌われなかったものだと感心してしまいます。

さらに、最後の大仕掛け。
イライラしながら読んでいたのですが、そういう話の展開のための伏線だったのですね。
読み終わってすっきりしました。面白かったです。

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ドッペルゲンガー宮

2006-11-28 00:00:00 | 未分類
霧舎巧さん『ドッペルゲンガー宮《あかずの扉》研究会流氷館へ』を読みました。

都心から離れ、バスの本数もかなり限られている場所にある流氷館。
そこでは推理小説の同人サークルによる推理イベントが開催されている。
今年は、主宰者の孫である氷室涼香を探すという趣向らしい。

昨年、涼香は学校でいわれのないいじめを受け、流氷館に帰ってきたという。
今年、そのいじめの間接的な原因となった少女が謝罪に現れた。
次々と飛び込みで現れる参加者は、偶然にも合計10人。
閉ざされた屋敷で、連続殺人が開始された。

隠し部屋があったり、もう一つの流氷館があったり、ミステリの洋館の醍醐味が味わえます。
しかも、そういうからくりがあったとは!かなり意表をつかれました。
さらに、この館があったための悲劇は読んでいて辛かったです。
殺人者の狂っているなりの理屈というのも、それなりに筋道が通っているように感じました。
屋敷の内外、一人ずつの名探偵というのも面白かったです。

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歯科受診

2006-11-27 00:00:00 | 未分類
今日は歯ぐきが痛かったので、歯医者に行ってきました。
確か1年前も言われたのですが、強く磨きすぎて歯ぐきに傷ができばい菌が入ったとのこと。
進歩がないなぁ(^^ゞ
帰りにやわらかい歯ブラシを買いました。優しく丁寧に磨くことにします。

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ベータ2のバラッド

2006-11-26 00:00:00 | 未分類
またまたアンソロジー集『ベータ2のバラッド』を読みました。

サミュエル・R・ディレイニーによる表題作『ベータ2のバラッド』は、平凡に思える星の民のバラッドに歌われる
真実の話です。
彼らは2,242年初頭に星々を目指して星間船で地球を出発したのですが、
文明の程度が原始的未開段階にあって、生存者は絶滅への道を歩むのにまかせています。
しかし、バラッドには別の未来が歌われているのです。
なかなか感動的な中篇でした。

バリントン・J・ベイリー『四色問題』は、内容が理解できず面白みを感じることができませんでした。

キース・ロバーツによる『誕生祭前夜』は、第二次大戦後ドイツが勝利した策略に満ちた世界の物語です。
華やかなクリスマスの背景に垣間見える闇の世界が不気味です。

ハーラン・エリスン『プリティ・マギー・マネーアイズ』はラスヴェガスを舞台にした欲望の物語。
哀れで不気味な物語でした。どちらかといえば、ホラーに分類されるような話です。

リチャード・カウパー『ハートフォード手稿』は、H・G・ウエルズにオマージュを奉げたという物語。
『タイム・マシン』のパラレルストーリーで、選んだ時代によっては悲劇にもなるという話です。
結構、面白いです。

肝心のH・G・ウエルズ『時の探検家たち』は『タイム・マシン』の原型だそうですが、
私にとってはいまいちでした。

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