こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

2024年3月30日 洞海湾クルージング

2024-03-31 20:03:43 | まち歩き
昨日、北九州市戸畑区の戸畑渡場から若戸渡船で洞海湾クルージングを楽しんできました。

出発です。

ここからは画像の負荷も考えて割愛しますが、若戸大橋の下をくぐった写真は載せます。











ちなみに今回乗った船は、第十八わかと丸です。

乗船記念のステッカーと航路図です。

短時間ではありますが、気持ちよく楽しいクルージングでした。
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『本好きの下剋上 短編集II』香月美夜(※ネタバラシ注意)

2024-03-27 20:00:13 | 読書感想
 
様々な登場人物の視点から主人公らを見たSSを集めたものの第二弾です。

私がこれまで気になっていたのは、ルッツとトゥーリの婚約。
納得の組み合わせでもありますが、そこに至るまでの過程が知りたくて知りたくてうずうずしていましたので、一番嬉しいSSです。

他には、敵方にあたる人々の立場や考え方も分かって参考になりました。

あと前回の短編集でも気になっていた「SS」という言葉の短縮。
サイドストーリーだと分かると言えば分かるのですが、星新一さんファンの私としてはショートショートと読んでしまいたくなるのですよう。
昔からのゲーム好きならセガサターンですね。

ついでにDCはドリームキャストですが、福祉に携わる者としてはデイケアですよねえ。
なかなか紛らわしいなあと思考は本題からずれていきますので、本は今回も面白かったという事で締めさせていただきたいと思います。
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『ホテル・カイザリン』近藤史恵

2024-03-23 19:56:15 | 読書感想
 
「アミの会(仮)」での短編を含めたミステリ短編集です。

中でも冒頭の「降霊会」は、あまりにも悪意に満ちていてやりきれない結末でした。
逆に「金色の風」は、ベガのきらきらした瞳とその走る風が感じられるようで、大好きな物語となりました。

他にもあらゆる気持ちを思い起こさせる話が続いて、とても楽しめる作品集でした。
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『中野のお父さんと五つの謎』北村薫

2024-03-22 20:59:29 | 読書感想
 
文宝出版の雑誌『小説文宝』編集部に勤める田川美希もいつの間にかベテランに?
時の経つのは速いものですね。

それはともかく、割とよく聴く漱石が《アイ・ラブ・ユー》を《月が綺麗ですね》と訳したという話題から始まり、松本清張に手遅れと言ったのは誰かなど、私としてはあちこちで親しみを感じてきたあの方、この方が話題に出てこられて、別に知人でもありませんが嬉しく思ったりしております。

例えば豊田有恒さんとかですね。

他には『十二煙草入れ』とはどのような物なのか、なども楽しめましたし現物もできました。

全部で五つの謎がどのようなものなのか、ぜひ、お読みになってお考え下さい。
面白いですよー。
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『ifの悲劇』浦賀和宏

2024-03-19 19:50:43 | 読書感想
 
小説家の加納は、妹の自殺を不審に思い調べていくうちに彼女の婚約者だった奥津の浮気が浮上。
それが原因だと感じた加納が、奥津を呼び出して殺害した。
もちろんだた殺したのではなく前もって用意周到に偽装工作を行っていたのだが、もう少しでそれが終わろうとする時に、加納の運転する車の前に男性が現れる。

ここで物語は二つに分かれる。
Aは男性を轢き殺した場合。
Bは轢かずにすんだ場合。
話が二つの世界を行き来するうちに思わぬ到達点へと導かれる。

面白かったです。
とっても面白かったのですが、騙された感も半端ないです(^_^;)
問題は裏表紙のあらすじです。
一刷で、ある単語に嘘があります。というか、意味をきちんと知らなかったのでしょう。
その後訂正されているといいのですが、平成29年初版ですし。
些細な事なのでそれは置くとしても、してやられましたねえ。
本文では確かに嘘はないので、フェアなんでしょう。
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