こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

コミックス『ある日とある日ととある日のクル』竹本泉

2021-07-31 19:41:33 | アニメ・コミック・ゲーム
 
人で言えば百歳近い、竹本さん家の黒猫のクルちゃんの日常を描いたコミックエッセイ。

大概、お年寄りなので、リンパ腫や腎不全になったりします。

そこは竹本さんだからなのか、そんな中でもクルちゃんの可愛らしさとほのぼのさは変わりません。
途中で亡くなりますが、想い出を語っていらっしゃいます。

そして、続く猫は2匹らしいです。
どんな名前になったかな?
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『医学のひよこ』海堂尊

2021-07-29 19:21:04 | 読書感想
 
桜宮中学3年B組の曾根崎薫は、中1の時「全国統一潜在能力試験」で全国1位になり、飛び級で東城大学医学部に入学した。
これは、彼の父親が文部科学省の小原というキャリアに全国平均を30点にして欲しいと依頼され、息子を実験台にして問題を作成したからだった。

その後の薫は、研究結果をでっち上げたトンデモ中学生として有名になってしまったが、実はそれは指導教官の藤田教授のせいだったのだ。
結局、事件後の今は、木曜に週1回通う研究協力員という身分にされており、藤田教授のライバルである草加教授の「神経制御解剖学教室」に引き取られ、赤木講師の指導を受けているという事になっている。

さらになぜか今回、ネイチャー誌に発表するような発見をしてしまったのだ。

中3って、こんなにおバカでしたっけ?
まあ、中二病とかありますし『都会のトム&ソーヤ』でも砦という秘密基地があったりするから、まだ子どもなのかもしれませんね。

独り言はともかく、薫を始めとした3年B組の仲間たちが洞穴の中で大きな卵を見つけ孵化するまで見守っていたら、新種らしき生物が生まれて大人たちから実験動物にされそうになる、という王道を経過しています。

それにしても、久々に海堂さんの本を読んでみたら「桜宮サーガ」のお歴々が見事に揃って、「そっかー、薫くんはあの時の子どもかー」と感慨深いものがあります(?)
相変わらず田口教授は昼行燈扱いだし、白鳥はロジカルモンスターだしで、変わらないのはいい事なのか悪い事なのか。

続きが楽しみです。
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コミックス『恋は論破できない(1)(2)』柳原望

2021-07-28 17:37:20 | アニメ・コミック・ゲーム
 
 
母親に、幼い頃から論理的思考を仕込まれた仁令現人(大学生)は、ネットでのコミュニケーションを苦痛に感じるという少女、昭里和に一目惚れをした。

現人の方も人との交流が苦手で、ネットなら可能だという人間だったため、自宅で黒電話しかなく、祖父が高い壁となる和とは、連絡から難しいのであった。

1巻2巻が同日に販売のこのコミックス。

主人公の現人と一目惚れ相手の和のどちらも、対人関係を築くのが苦手で、すれ違いや誤解が生じやすくハラハラのし通しなのですが、それだけに2人ともかわいらしく、愛おしく感じました。

なぜか、今日のAmazonでは、デジタル版しか検索結果に出ませんでしたので、こちらを載せます。
東京の、配送状況が悪いせいでしょうかねえ?
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林家木久扇 芸能生活60周年記念落語会in北九州芸術劇場

2021-07-25 19:52:15 | 落語
今日は、北九州芸術劇場での林家木久扇さんの落語会に伺ってきました。

まずは、木久扇さんの噺家生活60周年記念口上がありまして、ナイツの漫才。
続いて、春風亭昇太さんの「長命」

仲入りがあって、息子さんである木久蔵さんの「幇間腹」
そして、春風亭小朝さんの「ぼやき酒屋」
トリが、木久扇さんの「明るい選挙」でした。

今回の会では、新作よりも古典の方が面白かったです。
あと、木久蔵ラーメンの物販が無かったのが残念でした。
代わりに、60周年記念の絵葉書を買いました。
Tシャツや扇子などもありましたので、お近くで行かれる方はいかがでしょうか?
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『薔薇のなかの蛇』恩田陸

2021-07-21 19:45:25 | 読書感想
 
イングランドのある村の遺跡で、とても猟奇的な殺人事件が起きた。

それからあまり時を置かず、同じイングランドの片田舎にあるブラックローズハウスと呼ばれるお屋敷で、当主が行方不明になるのと前後して、殺人事件が発生する。

ほとんどの人から恨みを買っていそうな俗物の当主と、その親族。
当主を反面教師にしたと言って憚らない子どもたち。

当主の誕生日に向けて招集がかけられて集まった人の誰もが、容疑者に思えてきます。
さらに、推理小説の常とはいえ、状況は二転三転。
しかも、思ってもみないところに着地し、かなり驚きました。

でも、きちんと伏線も張られていましたし、ヒントもたっぷりだったんですよねえ。
してやられました。
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