津原泰水さんの『ブラバン』を読みました。
高校のブラスバンド。部員として入る全員が崇高な理由で入るわけじゃない。
美人目当てだったりもする。
大抵の部員が学校の楽器を使い、自分の楽器を持っているのはわずか。
みんながクラシックを好きなわけじゃない。ジャズやロックが好きなものも多い。
教師とぶつかり、部員同士でぶつかりながら、でも時の流れに流されながら、
時には熱く、時には打算的に、いい加減に、高校生活を送っていた。
無知ゆえの全能感というのも強く感じられる。
卒業後、OGが自分の結婚式にブラスバンドの演奏をしてほしいと、同級生や先輩後輩に
再結成を依頼してきた。
二十五年後のOB・OGの様々な人生模様が、とても切なく時の流れの残酷さを突きつけてきます。
こうなるはずじゃなかったという思いを持つ者もありますが、それぞれに日常生活に一生懸命で、
誠実であり、時に哀れで切ないです。
でも、ブラバン再結成の彼らは生き生きと明るくて、温かい気持ちにさせてくれました。
さて、今年も様々な感想を書き並べてまいりました。
お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。
高校のブラスバンド。部員として入る全員が崇高な理由で入るわけじゃない。
美人目当てだったりもする。
大抵の部員が学校の楽器を使い、自分の楽器を持っているのはわずか。
みんながクラシックを好きなわけじゃない。ジャズやロックが好きなものも多い。
教師とぶつかり、部員同士でぶつかりながら、でも時の流れに流されながら、
時には熱く、時には打算的に、いい加減に、高校生活を送っていた。
無知ゆえの全能感というのも強く感じられる。
卒業後、OGが自分の結婚式にブラスバンドの演奏をしてほしいと、同級生や先輩後輩に
再結成を依頼してきた。
二十五年後のOB・OGの様々な人生模様が、とても切なく時の流れの残酷さを突きつけてきます。
こうなるはずじゃなかったという思いを持つ者もありますが、それぞれに日常生活に一生懸命で、
誠実であり、時に哀れで切ないです。
でも、ブラバン再結成の彼らは生き生きと明るくて、温かい気持ちにさせてくれました。
さて、今年も様々な感想を書き並べてまいりました。
お付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。