バイバイ スクール

はやみねかおるさんの『バイバイ　スクール』を読みました。

廃校した小学校での夏休みの不思議な出来事についての物語です。
よくある学校の七不思議なのですが、最後の夏休みに、その出来事が一度に起きてしまうのです。
誰がどうやって起こしたのか？今では懐かしい読者への挑戦状もあり、楽しく温かい気持ちで読めました。

僕と先輩のマジカル・ライフ

はやみねかおるさんの『僕と先輩のマジカル・ライフ』を読みました。

井上快人は、Ｍ大学に入学し下宿・今川寮に入った。
下宿人は、どれも変人揃いだったが、長曽我部先輩が一番の変わり者だった。

長曽我部先輩に振り回されながら、様々な霊現象を解き明かしていくのですが、
あやかしにどっぷりと浸っているはずの先輩の方が、先に謎を解き明かしていくのです。
最初は真面目で常識人だと思った快人が、かなりの変人ということも解ってきます。
登場人物の誰もが個性的で面白かったです。

それにしても、先輩は理性的な時はああなのに、わざわざオカルトにはまるような人格に
自分自身を変貌させるのでしょうか？それが一番の謎です。

探偵映画

我孫子武丸さんの『探偵映画』を読みました。

ミステリ映画の撮影の途中にその映画監督が失踪します。
映画の結末を知っているのは監督だけ。監督助手が居所を探しだしても逃げ回ります。
仕方なく、俳優やスタッフが犯人を誰にすれば映画が成立するかと、それぞれシナリオを作成し
協議にはかります。

映画の中の犯人を当てるというのが面白いですよね。
さらに、俳優たちが自分が目立つために自分の役を犯人に仕立て上げようという様が面白いです。
１９９０年の発行らしく、懐かしい時代背景もありました。

誰一人として、監督の意図するものは当てられませんでしたが、傲慢な監督へのちょっとしたお仕置きは
気持ちよかったです。

グリュフォンの卵

マイクル・スワンウィックの『グリュフォンの卵』を読みました。

表題作の『グリュフォンの卵』も、テロにより廃人のようになった人々の問題や
指導者の問題など、月面での人類の苦闘ぶりが面白かったのですが、
個人的には、知的生命体とのファーストコンタクトを描き、転送装置の問題点をあらわにした
『ギヌンガガップ』や、＜世界の縁＞での冒険と切ない出来事を描いた『世界の縁にて』　
大きな生命的存在に新たな概念を教えた『スロー・ライフ』も面白かったです。
ただ、来年まで内容を覚えているかどうか。星雲賞投票まで覚えていますように(^^;)

説得ゲーム

戸田誠二さんのコミックス『説得ゲーム』を読みました。

内容としては短編集で、時代設定は近未来でしょうか？
研究のため、脳だけで生かされている人。
手足からマヒしていく奇病にかかったため、自分の脳を脳死した他人の体に移した人。
自殺しようとする人を引き止めるというゲームのソフトと作成したプログラマー。
奥さんが体力的に妊娠が不可能なので、代わりに妊娠し子供を生むことになった男性。

それぞれが不器用に一生懸命生きていきます。
喜怒哀楽がいっぱい詰まった物語です。
実現性はともかく、興味深い物語集でした。

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今日は、恋する天使アンジェリークキャラクターソングｖｏｌ．９　オリヴィエを聴きました。

今回の曲は、別れの歌でした。オリヴィエはこういう曲が珍しいので、新鮮に聴くことができました。

ドラマ「休日のｍａｋｅ ｕｐ」は、ジュリアスもクラヴィスも全然変わらないので、がっかりしました。
つまり、自分に正直に生きているってことですよね。だから、この２人はぶつかるのかな？
と言っても、ジュリアス１人でいきり立っていることが多いのですけれど(^^;)

そして、今回もリュミエールが最強だと思いました。
たおやかに微笑みながらこんなことをやっているんだろうなー。
怖すぎます。でもリュミちゃんが最高に好きな方の１人なんですよ。