こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

思い出をなくした男

2011-05-31 00:00:00 | 未分類
鏑木蓮さん『思い出をなくした男』を読みました。

人間には、現在の自分を認識するために、いままで生きてきた足跡を総括しなければならない時期がある。
見過ごした風景、やり過ごした出来事、伝え切れなかった思い、届かなかった言葉などという
人生の忘れ物を、きちんと見つけ出し確認させること。
それが、思い出探偵の仕事である。

この本の前日譚として「思い出探偵」という本があるようですが、今回は、
新人として医者の卵・平井真が登場します。
彼自身、他人とこ交流が下手で、避けている面もあり、スタッフとの間でも、うまく距離感が保てないようです。

彼の変化をサイドストーリーに、思い出探偵への依頼の解決をメインに描かれたのが、この物語です。

どの依頼にも、依頼者やその対象者まで、本当に幸せになれるように解決していくのが、
とても好感の持てるところです。
前作も読みたいです。

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『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩

2011-05-30 19:49:01 | 本と雑誌
僕は、そして僕たちはどう生きるか 僕は、そして僕たちはどう生きるか
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2011-04

集団の中で生きるヒトの一人。
それが私です。
群れの中では、ある程度周囲に合わせて生きていかなくてはならないでしょう。
でも、どうしてもゆずれない部分はあるはずです。
集団から疎外されるのが嫌でそこまで妥協していたら、自分というものが無くなります。
それでも、つい人は群れに流されてしまいます。
時流に流されて、自分を見失ってしまわないためにはどうすればいいのでしょうか?
この本は、何度も読み返すべき一冊でしょう。

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僕は、そして僕たちはどう生きるか

2011-05-30 00:00:00 | 未分類
梨木香歩さん『僕は、そして僕たちはどう生きるか』を読みました。

集団の中で生きるヒトの一人。
それが私です。
群れの中では、ある程度周囲に合わせて生きていかなくてはならないでしょう。
でも、どうしてもゆずれない部分はあるはずです。
集団から疎外されるのが嫌でそこまで妥協していたら、自分というものが無くなります。
それでも、つい人は群れに流されてしまいます。
時流に流されて、自分を見失ってしまわないためにはどうすればいいのでしょうか?
この本は、何度も読み返すべき一冊でしょう。

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千年の黙 異本源氏物語

2011-05-29 00:00:00 | 未分類
森谷明子さん『千年の黙 異本源氏物語』を読みました。

出産のため宮中を退出する中宮定子に同行した帝ご寵愛の猫は、
清少納言が牛車に繋いでおいたにもかかわらず、いつの間にか消えうせていた。

紫式部を探偵役にした森谷さんの物語の第一弾。
左大臣、道長の思惑になびかない、りんとした紫式部の姿が気に入っています。
なるほど、源氏物語には欠本があるという説や、その理由がとても面白いです。

もし、本当に欠本があるとしたら、どんな恋物語が展開されていたのでしょうね。
想像に胸ふくらみます。

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弘前・桜狩り列車殺人号

2011-05-28 00:00:00 | 未分類
辻真先さん『弘前・桜狩り列車殺人号』を読みました。

今回は、一人息子の竜が高校に合格したことを祝う、弘前への家族旅行での出来事。
瓜生夫妻は‘‘はやて’’で、竜は夜行バスで弘前へ向かったのだが・・・。

妻の真由子の初恋の相手を殺害したのが、まさかあの人物とは、想像もつきませんでした。
何が、犯人をそこまで歪ませたのでしょうか?

今度は、犯人の自白まで真相のとっかかりさえつかめませんでした。
完敗です。

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