こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

よみきりものの・・・コオニライフ

2006-09-30 00:00:00 | 未分類
竹本泉さんのコミックス『よみきりものの・・・コオニライフ』を読みました。

『よみきりもの』11巻ではありません。
久々に、学園ものじゃなく現代ものじゃないコミックスですね。

一番のお気に入りは、「サトミー・オペラ」
見た目ふつうの女の子だけど、実はばりばりの人気小説家ヒナミ・サトミー。
書くもの書くもの変な小説ばかり。
元ネタは、SF作家のロバート・シルヴァーバーグだそうで、しょうもない話の方を読んでみたくなりました。
じゃあ竹本さんも、寡作になれば傑作と呼ばれるようなまんがを描くのでしょうか?

SF大好きですが、魔法ものも結構好きなので「匠太郎とアンジェリケ地下の黒砂糖事件」は
うれしかったです。
魔法使いに級があって、魔法杖も違うという世界でしたっけ。

今回、火星人やサールスは会話の中でしか出てこなかったので、
また物語の中で活躍してもらいたいものです。

帯の通り、SFありファンタジーありで・・・でもミステリあったかな?ともかく面白く読めました。

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気分は名探偵

2006-09-29 00:00:00 | 未分類
我孫子武丸さん有栖川有栖さん霧舎巧さん貫井徳郎さん法月綸太郎さん麻耶雄嵩さんによる
アンソロジー『気分は名探偵』を読みました。
2005年「夕刊フジ」に犯人当て懸賞ミステリとしてリレー連載されたものらしいです。
犯人当てなど私にできるはずもないのですが、ちらっとも思い浮かびませんでした。(^^;)

設定としては、有栖川さんの『ガラスの檻の殺人』が好きです。
大空の下での密室殺人。面白いです。
貫井さんの『蝶番の問題』は、そりゃないよーという気分。
具体的に書かれていなかっただけで、じっくり読めば解ったのかもしれません。
麻耶さんの『二つの凶器』に至ってはあきらめて物語そのものを楽しんでいました。
でも、正解率22%と前2作品よりも上がっているんですよね。
霧舎さんの『十五分間の出来事』こういう人ってよくいますよね。少しいい気味だと感じてしまいました。
我孫子さんの『漂流者』は、この物語が小説であるというところにトリックの仕掛けがあり、
解答篇では、なるほど!と膝をたたきたくなるような爽快感がありました。
法月さんの『ヒュドラ第十の首』は、重箱の隅をつつくようにしてじっくり読まないと解らないと思います。

謎の著者座談会は、全員の本を読みプロフィールを熟読していれば当てられるのではないかと思えます。
期限も過ぎていることですし、当てようとは思いませんが。
それよりも、この方々の未読本を読みたいと感じています。

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公共調達に関わる不正等の防止と取引適正化に関する法律

2006-09-28 00:00:00 | 未分類
あらま草さんに予告されていましたが、タイトルを見て爆笑してしまいました。
うわはははは(^o^)/

はい、読ませていただきました。
草上仁さん『公共調達にかかわる不正等の防止と取引適正化に関する法律』
SFマガジン11月号に載っています。

公共入札のプレゼンの時に、ドーピングをしていちゃいけないという法律の下、
村崎都市開発株式会社の社員たちが、ライバル会社のドーピングをどうやって白日の下にさらすか、
という物語です。
法律の名称の長さも確かにこんな長いのあったよね、と笑えますが、そういう薬物の名称・効能・副作用まで
設定されているところが、芸が細かいです。
検査の要求も、ある種のペナルティが科されていて、安易に要求できないところも
それらしくて面白いです。
コードネームをつける辺りがスパイ小説のようでもあります。
さすがサラリーマンSF作家、手に汗握る話の展開でした。面白かったです。

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凍える島

2006-09-27 00:00:00 | 未分類
近藤史恵さん『凍える島』を読みました。
第4回鮎川哲也賞を受賞した作品で、1993年出版されたものです。

物語は、喫茶店「北斎屋」が慰安旅行と称して、店の常連客とその家族や友人と
瀬戸内海のS島に行くことから始まった。
そこにある別荘は、元々、集団焼身自殺をとげた小さな宗教団体のものだったという。
その別荘で次々と起こる殺人事件。

犯人と思われる人物は二転三転、愛する者を真剣に受け止めていればこんな悲しい結果にならなかったと
悔やむけれど、果たしてそうでしょうか?
多分、連続殺人事件は起きなかったでしょうけれど、犯人は、優柔不断な態度をとりそうな気がします。
とても空虚な気分になりました。

プログレスレポート、今日ようやく届きました。
しかし、今年は本当にプログレスレポートだけなんですね。
いつもなら、宿泊とか食事処などのチラシがついてくるものなのですが。
やはり、世界大会ともなると忙しくれそれどころではないのでしょうね。

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パソ婚ネットワーク

2006-09-26 00:00:00 | 未分類
矢崎麗夜(矢崎存美)さん『パソ婚ネットワーク』を読みました。
1994年の著作です。

私としては、パソコンを買うなんてよほどの金持ち、更にパソコン通信をやるなんて
とっても頭のいい方、という認識だった時代。
そんなパソコン通信が根底にある様々な物語です。

パソコン通信がきっかけで結婚した方。
男なのに、パソコン通信の匿名性のおかげで女を装うことになり、見知らぬ男性に惚れられて困った方。
オンラインで出歯亀をなさる方々。今もできるのでしょうか?
彼女が欲しいのが目的で、それがあからさまなために誰にも相手にされない方。
などなど、大変面白く読めました。

私のように、ほとんど勉強せずにこういう日記や掲示板ができるのって、恵まれているんだなぁ
と、しみじみ感じました。

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