こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

映画『銀河鉄道の父』

2023-05-17 20:15:02 | 映画
門井慶喜さん原作の同タイトルの映画化作品です。

原作が出版されて間もなく読んでいたと思うので、実は細かい内容は覚えていません(^_^;)
そんな訳で、意外と白紙に近い状態で観られたと思います。

とはいえ、映画が始まって思うより早くに泣かされてしまったのが悔しいと思うくらいには、ひねくれています(笑)

そして今まで、色んなジャンルのマニアの方々が、テレビや映像作品で大事なものを貸したはいいが返してもらえないという話を伺ってきたので、ランプが割れたとかインタビューで聞くと「そんなに気軽に壊すなよ」とか、大正時代の窓のガラスに糊を塗ったとか書かれていると「ちゃんと丁寧に綺麗にはがして返却したんだろうな?」とか思ってしまうくらいには、宝物を壊される心の痛みを感じるくらいマニア寄りです。

「金で弁償すればいいってもんじゃないんだよ、色んな思い出も含めて大事なので汚したり壊されたりするのはつらいんだよ!」と考えるのです。
メディアに携わる方々は、その辺り無神経ですよね?
形があるものは壊れるのは当然としても「言い方!」ですよね?

そういう意味で、どんなに内容が素晴らしくてもインタビューやパンフレットのコメントで台無しです。
泣く泣かないだけでなく、とてもいい作品だけにもったいないです。
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映画『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』原作:乙野四方字

2022-10-13 20:21:16 | 映画
先日、感想を書いた乙野四方字さんの小説は、この作品のスピンオフです。
と、いうか、この二作品も乙野さんが原作なんですけどね。

で、どちらから観るかは本来なら、好きな結末を目指して・・・なのでしょうが、私の時間の都合上で、先に9時過ぎから上映される『僕が愛したすべての君へ』を観賞しました。
こちらだと基本的には、和音との幸せで平穏な人生を送れるはずなのですが、それでも人生にトラブルはあり、しかもパラレルシフトも絡んできたりで、一筋縄では行きません。
もちろん『君を愛したひとりの僕へ』からの影響が多分にあります。

休憩を挟んで『君を愛したひとりの僕へ』では・・・切ないですねえ。
暦も栞も和音も。
本当に、この順番で観ると切ないんですよ。
原作を先に読んでいるから、「逆に読めば幸せだから」と、いくらかは自分を納得させるのですが、それでも。

だからこそスピンオフ作品の『僕が君の名前を呼ぶから』で、皆が救われるわけですね。

あ!あと、Twitterでも書きましたが『君を愛したひとりの僕へ』については特に注意喚起を!
スタッフロールのあとまで物語が続いていて、最後まで観ないと本当に結末が分からないのです。
お気をつけください。

最後に、意外とパラレルワールドって、知らない方もいらっしゃるのですね?
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映画『My New York Diary』

2022-05-09 20:20:35 | 映画
90年代のニューヨーク。
作家志望のジョアンナが、老舗出版エージェンシーでサリンジャーを担当しているボス・マーガレットの助手として働き始める。
初めはテープ起こしと、サリンジャーへのファンレターを読んで定型文の返事をタイプで打って送る事。
なかなかプロの作家の原稿を読ませてもらえず、自分の文章の未熟さも指摘される。

ただファンレターを読むうちに、彼らの文章に刺激されたり、たまたまボス不在時に受けたサリンジャーからの電話をきっかけにアドバイスをもらえるようになったりと、刺激も受ける。

プライベートでも、作家志望の若者が集まるバーやレストランで刺激を受け、新しい恋人に出逢い、同棲を始める。
しかし、こちらに来る前にいた大学のあるバークレーにも恋人がいたのだが、なかなか別れを告げる事が出来ない。

ジョアンナは、どういう道を歩んでいくのか。

なんだろうなあ、ジョアンナの心と生活の余裕がうらやましいかな?
別に作家になりたいわけでもなく、都会で遊び暮らしたいわけでもないのですが、ある意味、若さの余裕もあるのでしょうか?
もちろん、彼らの中では必死に生きている部分が大きいのかもしれません。

あと、私としてはファッションが素敵だなというのはありました。
最後に、この年になってもサリンジャーって面白いのでしょうか?未読なんですよねえ。
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映画『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』

2021-11-05 14:05:49 | 映画
今日公開の映画『すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』を観てきました。

末っ子のふぁいゔが、まほうのせかいに帰り損ねたところに居場所を作ってくれたすみっコたちに恩返しをしようとして失敗するところで、とんかつが『こげぱん©たかはしみきさん(?)』みたいになるとは思いませんでしたねえ。
同じ夢をもっているはずなんですが、とんかつの方が前向きなんでしょうか?

ぺんぎん?も、ずいぶん変われば変わるものですし、ねこはともかく、しろくまも、顔色を青くしながらああなっているというのも・・・夢というよりも、やせ我慢です。

まあ全体として、夢はかなわなくても目標としてあった方がいいという事でしょうか?

可愛くて楽しかったです。
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映画「都会のトム&ソーヤ」

2021-08-01 19:54:35 | 映画
はやみねかおるさん原作の児童書『都会のトム&ソーヤ』の映画を観てきました。

映画のオフィシャルサイトで写真は拝見していましたが、内人と創也がどんな感じなのかが、とても気になっていました。
創也よりも、内人が可愛すぎたので(苦笑)

でも、始まってみると、平凡に見えてサバイバル能力の高い内人らしさが、しっかり表現できていたように思えました。
創也役の彼は、新人だという事ですが、創也らしさが出ていたと思います。

脚本は書き下ろしらしいのですが、原作らしさが出ていて素敵な冒険物語になっていました。

ただねー。私が8:25の回を観たからでもあるのでしょうが、他に観客がいず、貸し切り状態だったのはとても残念でした。
面白いんだから、観においでよ。
それとも、宿題を済ませてからと親から釘を刺されているのでしょうか?
それならそれで、済んだら観に来てくださいね。
ひと夏の経験値(©火浦功)として。
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