しりとり佐助１

梶尾真治さん初の幼年童話『しりとり佐助１』を読みました。

佐助は、にんじゅつつかいになりたくて、メツレツダケという山に住む、しりとり幽丹斎という、
にんじゅつの名人にでしいりしようとしました。
しりとり流にんじゅつのものがたりの、はじまりです。

子供たちが楽しんでくれるとうれしいのですが。
え、私？かわいくて楽しいおはなしだと思いました。

七つの海を照らす星

七河迦南さんの『七つの海を照らす星』を読みました。

児童養護施設「七海学園」には、「学園七不思議」と言われる怪異が、生徒たちの間で語り継がれていた。
保育士・北沢春菜が少しずつ解いていく七つの謎。
それに、このような大きな謎が隠されていようとは！

読むのがつらい面もありましたが、最後にいくらか救われました。
日常のミステリです。

平ら山を越えて

テリー・ビッスンさんの短編集『平ら山を越えて』を読みました。

特にお気に入りは、ファンタジーテイストの「ジョージ」
パラレルワールド（？）ものの「ちょっとだけちがう故郷」
ちょっぴりＨな「ザ・ジョー・ショウ」
ネアンデルタール人に関する物語「スカウトの名誉」
ファーストコンタクト（？）ものの「光を見た」です。

ほのぼの系からペシミスティックなものまで揃っていますので、必ずお好みのものが見つかると思います。

日々にパノラマ２

竹本泉さんのコミックス『日々にパノラマ』の２巻を読みました。

南の島で、水着の女の子３人に男の子１人で、色っぽい話になりません(^^;)
相変わらず、のほほんさが倍増しています。
竹本さんらしくて、ホッとします。

ゆんでめて

畠中恵さんの『ゆんでめて』を読みました。

若だんなが行くつもりの無かった道へ足を踏み出したことから、大切なものを失ってしまった。
物語は、現在から過去の出来事へ遡っていきます。

本来、行くはずだった未来は、どうだったのか？
こういう終わり方をするということは、畠中さんは、このシリーズを終わらせるつもりなのでしょうか？

失うものがあっても、得られるものはある。
失くさなくても出会えないものもある。
果たして、若だんなにとってどちらの道が良かったのか？難しいところですね。