荻原規子さんの『樹上のゆりかご』読み終わりました。
辰川高校に合唱祭で、誰かがパンの中にカッターの刃を混入させていたという事件が起こった。
しばらくは、探偵まがいに調べていたのだが、半月も経つと事件はうやむやになった。
当時パンの販売を手伝っていた上田ひろみは、その縁で生徒会執行部にスカウトされた。
気分転換で本屋に寄ったひろみは、一部では有名な近衛有理に出会った。
彼女は、ひろみにとって話していて楽しく好感の持てる友人になっていくのだが、
親友の夢野はそれが有理の企みだと言う。
生徒会執行部の活動、合唱祭、演劇コンクール、体育祭、どれも大変ながらも
楽しく充実した毎日のはずなのに、カッター混入事件からキャンバス破損事件までが影を落とす。
犯人は、何を目的にしているのか。
有理は、元男子校ならではの閉鎖性が、女子にとっての居心地の悪さを生み出すと言います。
私の母校は、元女学校だったのですが、逆に男子のとって居心地が悪かったのだろうか?
と思い返してみました。
目的のためなら手段を選ばない犯人の狂気と執着が怖かったです。
事件が終わってみて、ひろみ達に心のしこりを残しながらも、前より色んな意味で成長したように感じました。
中高生に特に読んでもらいたい本です。
辰川高校に合唱祭で、誰かがパンの中にカッターの刃を混入させていたという事件が起こった。
しばらくは、探偵まがいに調べていたのだが、半月も経つと事件はうやむやになった。
当時パンの販売を手伝っていた上田ひろみは、その縁で生徒会執行部にスカウトされた。
気分転換で本屋に寄ったひろみは、一部では有名な近衛有理に出会った。
彼女は、ひろみにとって話していて楽しく好感の持てる友人になっていくのだが、
親友の夢野はそれが有理の企みだと言う。
生徒会執行部の活動、合唱祭、演劇コンクール、体育祭、どれも大変ながらも
楽しく充実した毎日のはずなのに、カッター混入事件からキャンバス破損事件までが影を落とす。
犯人は、何を目的にしているのか。
有理は、元男子校ならではの閉鎖性が、女子にとっての居心地の悪さを生み出すと言います。
私の母校は、元女学校だったのですが、逆に男子のとって居心地が悪かったのだろうか?
と思い返してみました。
目的のためなら手段を選ばない犯人の狂気と執着が怖かったです。
事件が終わってみて、ひろみ達に心のしこりを残しながらも、前より色んな意味で成長したように感じました。
中高生に特に読んでもらいたい本です。