こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

2024年10月8日『青池保子展』in山口県下関市立美術館

2024-10-09 20:40:08 | 美術館・博物館
昨日、下関市立美術館まで漫画家の青池保子さんの展覧会に行ってきました。

下関駅からバスで20分くらいでしょうか?伺いまして。
「おお!結構、重厚そうな門構え」と思いつつエレベーターで上がると美術館の建物が待っていました。
「やっと到着。早く見たい♪との気持ちでそそくさと入館しましたが、玄関と両サイドにはこれらの素晴らしい展示も見られたのですねえ~。



私自身は、そんなに熱心なファンというわけでもなく「エロイカより愛をこめて」が好きだっただけですが、さすが青池さん。繊細さと緻密さと重厚感がしっかりと描きこまれていました。

ノルウェイブルーがお好きだとかで多用されており、私としましても好みの色ドストライクでした。

「魔弾の射手」『プリンセス』8月号(1982年)のエーベルバッハ少佐が、とても格好良かったです。
なので、グッズも買ってきました。

あとやはり自然の描写も美しく、空の雲の色合いや形、海の透明度や深度の変化などが丁寧に描かれていて、見惚れてしまいました。
布地の質感の違い、アクセサリーや調度品の細かな細工などにもうっとりしてしまいました。

撮影は一部可能でした。

とても楽しく、原画やスケッチ、コメントなどをゆっくりかつ、じっくりと堪能させていただきました。

帰りに美術館の庭周辺の鳥たちのさえずりに癒され、バス停一つ先の喫茶店でナポリタンをいただきました。

問題はその後で、なかなかバスが来ないなあと思っていたら時間の20分後に来て、しかも「満員なので次のに乗ってください」という運転手さんのお言葉(´;ω;`)
高校生がたくさん乗っていたのですが中間テストの時期でしょうか?次のも結構な高校生の人数でして、立ち疲れもしました。
ま、仕方ないです。私の高校時代も同じような目に遭われた社会人の方々もおいででしたでしょうし、順番ですかね?

ちなみに今回の展覧会は10/14(月・祝)までですので、鑑賞なさりたい方はお急ぎください。
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『安野先生のふしぎな学校』in北九州市立美術館 本館

2024-07-24 20:58:32 | 美術館・博物館
今日は、北九州市立美術館本館で開催されている安野光雅さんの展覧会『安野先生のふしぎな学校』を観てきました。

安野光雅さんは昔、小学校の教師をなさっていた時期があったようで、それにちなんで安野さんの作品を授業の科目に見立てて並べるという面白い展覧会になっていました。

最初はこくご。
「マッチ売りの少女」と影の国の見張り番が出逢って起こる幸せな物語で、安野さんの優しさを感じるものでした。
また、切り絵のカルタ!素敵でした~♪
要は昔ながらの「犬も歩けば棒に当たる」という定番なのですが、切り絵が素敵過ぎて再版して欲しいと思っています。

二時間目はさんすう。
風景の中の色んなものの数が、1~12まで増えていきます。
図録には今回なのか前期だからなのか展示されていなかった、絵本の2の内容も載っていましたので、より楽しんでいます。

三時間目では、ずこう・おんがく。
細密な風景画の中に動物の絵が隠されていたりと、面白いです。
おんがくは「歌の絵本」の絵が展示されていました。

四時間目はりか。
天動説から地動説への、人々の考え方の変化とその過程における悲劇などもやわらかい表現ながら描かれていました。

他にも自由研究などここでは書いていない内容もありますので、よろしければご観覧なさると穏やかな気持ちになるとともに、お茶目な考えももたげてくるという不思議な感情も味わえます。

写真は撮影可のところで撮っております。
雰囲気だけでも味わってください。

日頃、展覧会では図録を買う事は少ないのですが、今は亡き安野さんをしのびつつその優しい水彩画のタッチを味わいたいと購入しました。

展覧会後、次のバスが一時間後だったので、美術館内のカフェでハヤシライスをいただきました。
本当は、安野さんにちなんだメニュー「おとなさまランチ」をいただきたかったのですが、微妙にお高めだった為断念しました。
とはいえハヤシライスも、オムレツのようなとろとろの卵が載ったライスにハヤシをかけるというもので、なかなか美味しいものでした。

カフェからの景色は、北九州市内が森の緑と家並み、海沿いには工場地帯と自然と人工的なものがほどよく共存しているもので、何となく「安野さんに描いていただいていたら、どんなタッチだろう?」と空想しながら眺めていました。
この写真は美術館を出たところから撮影しているのでカフェより一階分低めではありますが、こんな景色です。

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『アルフォンス・ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの華』in北九州市立美術館分館

2023-07-19 20:09:25 | 美術館・博物館
リバーウォーク北九州の5階にある北九州市立美術館別館で開催されている、アルフォンス・ミュシャの展覧会に行ってきました。 

割とミュシャ展は、しょっちゅう開催されている印象がありますが、今回は女性の人物画だけでなく男性や子ども、草花や昆虫のスケッチ、メダリオンや紙幣、切手など、様々なものがあって、いつも以上に楽しめました。
今回は、フラッシュを焚かなければ撮影可でした。

こちらは「夜明け」


対になっているこちらは「黄昏」です。

草花のスケッチ

クワガタムシや亀のイラストなどが並んでいます。

日本のイザナギノミコトの扮装の絵もあります。

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ館
下は説明文です。

お菓子の缶などです。

メダリオンなど。

皿も多く焼かれたようで、上は彩色
下はモノトーンの同柄です。

カレンダーです

ミュシャの絵を使った紙幣や切手もあります。

当時の絵葉書もたくさんありました。

私が一番気になったというか、欲しいと思ったのは蔵書票
自分の蔵書の見返しに貼るとか・・・本好きには垂涎ものですよ。

とても楽しく、あっという間に見終えました。
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和田誠展(北九州市立美術館分館)

2022-11-21 21:07:39 | 美術館・博物館
北九州市小倉北区室町にある、リバーウォーク北九州5階の北九州市立美術館分館で開催されている「和田誠展」に行ってきました。

私の中では、星新一さんの挿絵や表紙絵、「マザーグースの歌」の挿絵と表紙絵を描いてこられた方、という印象の強いかたなのですが、どちらかと言えば、一般的なのは煙草のハイライトのパッケージデザインの方、と言う方が通りが良さそうです。


上が採用されたパッケージで、下は和田さんイチオシだけど不採用だったものです。


とはいえ、煙草を吸われる方が減少している昨今、それも難しく、料理研究家の平野レミさんのご主人、と申し上げるのが現在は分かるのでしょうか?

ちなみに星さんの表紙などのイラストは、こちらですね。

まあそればかりではなく、ポスターや絵本、雑誌の表紙絵も描いておられますし、和田さんのフォント(活字のデザイン)もあるのですよねえ?


ちなみに上が、前の柳家小さん師匠、下が古いけれどピンキーとキラーズのポスターですね。


今回、何が嬉しかったかって、フラッシュを焚かなければ写真OKなのです♪
平野レミさんも含め、ご家族のご厚意の下、可能になっていると考えられますので、とても感謝しております。
そう言えば、レミさんとの共同作品もありまして、これです。

愛らしいですよね?
もう、じっくり堪能させていただきました。
ただ残念なのは、私の懐具合が寂しすぎる事(^^;)
できれば最低限、図録とマザーグースの日本語訳に曲を付けたというCDと、マザーグース全集は買いたかったですよ(;_;)
軽く、一万円超えますけどね(;^_^A
そんな訳で、予定を全面変更しまして、絵本「ことばのこばこ」を購入するに留めました。
展示を色々と拝見していて、グッズとして並んでいる中で一番、遊び心があって楽しいのではないかと思いましたので選んでいます。

・・・もう一回、観に行ってみるかな?
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「ロートレックとベル・エポックの巴里」展と「きたきゅうコロンブスの冬休み」

2022-01-07 20:18:51 | 美術館・博物館
北九州市立美術館で開催されている「ロートレックとベル・エポックの巴里」と、小倉井筒屋で開催されている「きたきゅうコロンブスの冬休み」に行ってきました。

まず、ロートレック~ですが、ベル・エポックの巴里の時代の画家の中では、私に限ってはミュシャが好きなんですよねえ。他にも素敵な画家さんがたくさんいらして、絵葉書も買ってきましたので載せますね。

あと、きたきゅう~については、文月今日子さんの薄いコミックスを購入してきました。
文月さんの畑にやってきた二匹の猫の猫生が描かれていて、可愛くも切ないものでした。
これですね。

ちなみに文月さんが、9日日曜日に会場にいらっしゃってお話もできるそうなので、お好きな方はぜひ!
また、同じ会場内で販売されていた鉛筆画家の平野隆司さんの動物イラストも素敵で、私は柴犬のイラスト2枚を購入しました。
こちらです。

他にもイラストやアクセサリーなど素敵なものがたくさんで、目移りするくらいでした。
できれば万華鏡も買いたかったのですが、自分で作るタイプのでも5千円なんです。
もちろん、値段に見合った美しい光景が見られる万華鏡なわけで、とーーーっても残念です。
お金貯めなきゃ。

とても充実した1日でした。
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