K RAUM  お料理を主に日々のことを書いています。

2012奈良2泊3日 薬師寺・花会式

2012年4月10日(月)晴

今日も昨日に続いて春らしい暖かさ
通勤路の靖国通り・富久町・成女学園の石垣にキランソウが咲いていました。
写真を撮ってると、
「この花はなんというのですか」
「キ・・・(あら出てこないわ)地獄の釜の蓋です」
「こんなきれいなのに地獄ですか。覚えました。」







2012奈良2泊3日 薬師寺・花会式

今回の奈良行きのメインは薬師寺の修二会・花会式参加でした。
花会式のあらましについては2010奈良2泊3日はじめにhttp://yaplog.jp/kraumjp/archive/2629に書きました。

4月3日の春のあらしもおさまった午後5時過ぎに薬師寺の写経場に着きました。薬師寺にいる友人が迎えてくれて、先ずはお寺の夕食をいただき初夜の行を待ちました。






初夜の行の開始の30分くらい前に金堂に入りました。

写経場    写経場を出たところで


月が出ていました。お分かりになりますか?屋根の上の方です。


三蔵院




法要が行われる金堂



金堂は暖房がないので寒いんですよね。今回の荷物の半分くらいはこの行の寒さ対策の衣類でした。友人が確保してくれた席に座った時は寒くなかったのですが、貸し出の膝掛毛布も借りました。学生時代セーターの上に薬師寺の半纏のみで、膝掛毛布の貸し出しなど夢のようなことです。時の流れを感じます。
聲明の経本を一人ずつ貸してくれるので、お堂に入った者は十人の練行衆と呼ばれる僧について唱えます。思いっきり声を出して聲明に参加したいと思っていたのにどこ読んでいるかわからない学生時代は分かったのに連続して参加しないとだめなんだな~~~~ちょっと悲しい焦る
でだしの聲明は練行衆のなかでもとびきり声のいい松久保さんでした。後半で壇上に上がった連行衆の僧の聲明の強弱のメリハリがはっきりしていたのでその激しさに威圧的な恐ろしさを感じる程でした。
最前列のよい席だったので初夜の行のすべての動きをしっかり見ることができました。ですが、最後の30分くらいは外の風の吹き込みと底冷えに時間の過ぎるのが遅かったです。連行衆のカランカランとお堂を去る下駄の音を聞いた時に、これで終わると安堵
カランカランとお堂に響く音はなんといいのでしょう。


今私の頭の中にある聲明は学生時代の「南無薬(なむや~~)」という、当時私たちと同じ大学生だった○胤さんの澄んだ声です。


今回の宿題の学生時代の聲明と現在の聲明の違いは?
これを宿題とした友人は、帰宅後、以下のようなメールを今回参加しなかったサークル全員に送信しました(無断でコピーしちゃってご免なさい。私にはここまで書けませんが確かにそのようです)
南無薬   と、3度絶叫するのは、ほぼ同じです。
至心発願  利益安楽  一切有情  除一切病故
滅一切悪故  随所楽願  皆令救遠  我今念唱
光明神呪  一百八遍
この10句のリズムはほぼ同じと昔は覚えていたのに、今は3句目から、転調しております。
声の抑揚が、大げさになっています。
抑えるところは抑え、大きくなるところは、体全身を使って大音声を発声し、または途中で音をハッ!
と、切ります。
金堂が新しくなって、坊さんも張り切って花会式を盛り上げようと、劇場型に変化した・・・・・・・のかもしれません。


その晩はこの寒さではこれが最後かなと思ったのですが、今はまた参加したい思いです。

続く
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