蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

三九郎

2007年01月08日 | 安曇野とその周辺
昨年の冬も気になっていた祭りを見学した
三四郎ではない、三九郎!
大阪時代は近くの神社に各自持参し、まとめて焼いていた。しかし火災の心配か公害に配慮か焼くのはまずいと5年前くらいからは「もえるごみ」に出すよう指示がきた
呼び名は違っても、今でも全国各地に残る行事のようだが、都会では出来ないなぁ

さて見学記
(1)正月飾りを焼いて今年の無病息災を祈る伝統の祭りである
松本平では「三九郎」北信州では「どんど焼き」と呼ばれる

車で7分くらいの田圃の中に立つやぐら?(高さ4m 直径3mくらい)とトップの鈴なりダルマ

(2)「三九郎」の呼び名の由来(転載)
中心となってこの行事をとりおこなった神主さんの名前であるとか、道祖神祭りの際に供えられる人形の名前であるともいわれている。
ほかに面白いものでは、もともと「さんくろう」は「三苦労」(病、災厄、重税)という三つの苦労を追い払う祭りだったものが、藩政に対する批判として取締りの対象となるのをおそれ、「三九郎」の文字をあててカモフラージュしたのだという説もあり、これが一番もっともらしいように思われます。しかし残念なことにどれが本当なのかは定かではありません。

なるほど
(3)ではその実態は
○竹を組み立てて、両目をいれた昨年のだるまを挿したり松やしめ縄を積み上げる
○10時に点火。約1時間かけて焼く
○その間に豚汁をご馳走になる


○神に今年の五穀豊穣・安全や健康など無病息災を祈る
残り火で繭玉や餅を焼いて食する
繭玉とは米の粉をねり、白や、食紅で色づけした団子を柳の枝に挿し、それを焼いて食し今年1年の無事を祈願する
(地方を旅行すると旅館や土産店などに飾っているでしょ)
子どもの書初めを焼いている人もいた
長い棒の先に餅焼き網を針金でぶらさげ、アルミ箔に包んだたくさんの餅を焼く手作りアイディア商品もあった

おまけ
雪合戦に興じる子ども達。久しぶりに見る光景だ
健全な子どもの成長を祈る祭りの場にふさわしい


薄日さす田圃で、出番を待つ繭玉
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする