蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

「亘理いちごっこ」にて

2011年11月18日 | 2011東日本震災
何度か交信している宮城県亘理町のボランティア・カフェ「いちごっこ」を訪ねた。
仙台駅から常磐線で30分。

安曇野でよく見るなまこ塀の蔵のような駅舎


当日は県議会議員選挙投票日。
JR臨時代行相馬駅行きバスの係員さんに餌をもらって、投票アピールに一役の猫


ふらっと出かけても、ちゃんと戻ってくるそうな

代表の馬場さんに迎えていただき、カフェへ。プレハブの畳敷き座卓レストランだった。

到着するなり10時休憩のスタッフのみなさんとしばし歓談。

すでにランチの準備が整った休憩タイムだった。

およそ60食分の、プレートと味噌汁、ヨーグルトのデザートそしてお茶と漬物は、すべて手作り。


火・木・土・日の11時半から19時(ラストオーダー18時)まで。
お茶とデザート以外はセルフサービス。

他所のボランティアさんが遅く訪れることがあるため、夕食時間まで開店しているそうだ。
家庭を持つ主婦ボランティアで運営されているので、お身体と家庭を大切に・・・
と願わずにはいられない。

1日目はレストランをお手伝い。とはいうものの、テキパキと仕事される邪魔になりそうな気配。
この日は東京から仙台でのコンテストに参加の、ゴスペルグループの演奏会があった。
ランチやケーキセットを頂きながら、お年寄りが元気に手拍子をとったり、一緒に歌ったりと楽しそうだった。


ボランティア出演のメンバーも、ランチは500円で購入します。しかしご飯はお代わり何杯でもOK

2日目はデータ入力。レストランは休みなので、レストラン以外のボランティアさんとも交流できた。

とても明るく元気な方が、実は3.11災害を乗り越えられた後、ご主人を亡くされたと語る。
ぽつりと「犬と散歩中に泣きたくなる時があってね」

「そういう時は、思いっきり大声で泣いていいんだよ」

仮設住宅の住民や付近の方々が自主運営し、一歩前に進むための活動をする。
なかなかはかどらない行政と交渉しながら、苦労されている。

しかし、レストランの食材や”物品販売わたりもーる”開催の為の物資が全国から寄せられ、努力が報われつつあるような気がする。

課題は雇用につなげること。

がんばれ!亘理いちごっこ。
無理すんなよ馬場さん!

余談
和紙に手書きの「ひとことメッセージ」(望月信幸氏作)をお届けした。
お好きな1枚をどうぞ。
おばあさんが「赤いハンコのなかに愛の字があるよ」と手にとり嬉しそうに微笑む。

ゴスペルの男性リーダーが
「これによく似たものを、東京の居酒屋だったかバーだったかで、見たことがあります」
「ほうーそうですか。これと同じ字か、また飲みに行ってみてください」

そんなこんなで訪ねて良かった

コメント
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