蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

無事帰国

2014年05月04日 | トレッキング
3日夜、ネパールから安曇野に戻りました。

エベレスト街道トレッキングの出発地ルクラ空港へ着いた直後、毛布に包まれた死者の担架とすれ違った。
これが先月、雪崩で16人(死者13人、行方不明者3人)の犠牲者を出した事故だったのだ。
結局、今期のエベレスト登山は閉鎖となった。
シェルパ達の決断である。

すでにベースキャンプまで装具備品を運んだ複数の登山隊も、撤退することになった。

今朝のニュースで、『野口健さんが犠牲になったシェルパ遺族に1000万円を寄付』
彼らしい。ネパール政府の支援の少なさに抗議も含めて・・・とあった。

お世話になったシェルパやポーターや、街道沿いの住民や商店、ロッジ経営など、
減収による地元の生活を脅かすほどの選択だったに違いない。


私達はといえば
帰路の5月1日午前中ルクラ空港発のフライトが天候不良で中止に。
カトマンズのホテルをルクラのロッジ連泊に切り替え、翌日の午前中フライトに懸ける。

しかし確約はなく、2日深夜のカトマンズ発国際線に乗れないと、そのリスクは大きい。
結局ルクラ発カトマンズ空港へのヘリコプターを予約するも、天候次第。
カトマンズのホテルキャンセル料金は100%、ローカルAirもボツ・・・・トホホの選択だ。

カトマンズの雨情報にヤキモキしたが、ヘリコプターの1便と2便をめでたくゲット!

と・と・ところが・・・
代表と体調のすぐれない2人と青年2人と荷物を1便に押しこみ小雨の中を飛び立った


遅れて2便機も到着。さぁ私の番だよー


冷たい小雨の中飛び立ったが、さあ間もなく到着と思った1時間後、右に左に旋回する。
厚い雲が行く手をはばみ雲の切れ間をみつけて抜けるが、燃料が10リットルを切ったところで畑に不時着した。

そこには風圧に揺れるトウモロコシの苗が。アッチャ~


付近の住民が、普段は高い空に飛ぶ機影を眺めていたであろうヘリコプターが、
「おらが畑に舞い降りた」とばかりわらわらと集まってきた。
なかには腰の曲がったおじいさんが杖をついて見学に来ていた。

この画像は左窓際の参加者に撮影して頂いた

10分ほど待機し、再び雲間をめがけて飛び立ち無事カトマンズ空港へ。
体調すぐれない人が1便で良かった。
ご夫婦参加の奥さんが1便、ご主人が2便に。無事に戻れてよかったよかった!

この1と2便でヘリコプターのフライトも一旦中止になったと、後で知った。

余談・・・今だから
天然無垢の素敵なメンバーが「始めはサービスフライト ?○×△#□ かと思ったけど」オプションかい?
私は「オーバー30分はおまけサービス。滅多にない経験・・・いえ生涯に一度あるかないかの貴重な体験」

バチアタリメ!とお叱りを受けそうだが、終わり良ければ全てよしってね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする