星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

必要な、本

2005-05-09 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
戦後60年。
戦地で生れた私のいとこも、60才を過ぎるということ?

先日、図書館でステルンの新しい本を見つけた。
『雷鳥の森』
訳者の解説を読んで、ステルンさんがまだお元気で
故郷の山で暮らしているのだと知った。

ステルンの作品は、ぜひとも『テンレの物語』から読んで頂きたいと思う。そのあとで『雪の中の軍曹』や、この『雷鳥の森』(短編集)を読むのがいいと思う。人間は、戦争においても人間なのだ、という立場に基づいて書かれているのがステルンの物語だ。
『テンレの物語』については以前、自分のサイトで紹介しました。>>「HOMEWARD BOUND ~ 帰るべき場所」
***

なかなか忙しくて思うようにいかない、、。でも、この『雷鳥の森』をはじめ、「大人の本棚」というシリーズの本を見ていると、読みたいものがたくさんある。覚え書きのために載せておきます。こういう本がきちんと訳されるのはありがたいし、とても必要なことだと思うから。
みすず書房 大人の本棚シリーズ