星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

星と星のふしぎな相関

2005-05-23 | 映画にまつわるあれこれ
書けるのか・・・?
と不安だった原稿も、約70枚まとめ、
面談もクリア。

少しホッとして、ほっとひと息ついてからのんびり先へ進もう、
と思っていた処が、今後の進行予定が半年ほど早まりそう。。。
それは、早く進めなさい、という嬉しいご助言があったためなのだけれど、期待に応えられる? ますますやることが増えたね、自分。。

、、、ああ、、忙しくてもお家の中をきちんとしていられる人が羨ましい。
床に積まれた本、下から引っ張り出しては雪崩を起こす、、、埃がたまる、、、でも、ガラス書棚がもういっぱい、、、というわけで、やっとお片づけ。またダンボール箱が増えた。

夕食もとらずにやってて、ようやくテーブルに着いてTVつけたら、『スモーク』をやっていた。半分以上終ってたけど、見ている内にいろいろ思い出してきた。ポール・オースターの本は、ありえないようなお話、が多くて、小説や脚本としてどうみてもそれが欠点であったりもするはずなのに、でも好きになってしまう。『スモーク』も、煙草屋さんに集まるいろんな人種、いろんな階層の人たちがいるから好き。それはオースターがユダヤ系という「よそ者」感覚を持ちつつ、ブルックリンを愛しているからなんだろうな。誰だって、、みんなちょっとずつ、よそ者で、ちょっとずつ、つながっているんじゃない?
ビルとビルの間を電車が走る、ラストの映像を見てて、それはちっともキレイな場所ではないのだけど、今の自分にはとても親しみをもって感じられた。

明日は『ルル・オン・ザ・ブリッジ』なのだって。
このブログのタイトル、まさに<星のひとかけ>のお話。
いま、、自分がとっても頑張ってさがそうとしている、文学の中の<星と星のふしぎな相関>、、、それを考え始めた矢先に、オースターのこの物語を知った。ちょうどひと息ついた時に、オースターの映画やっててくれるなんて、、、すごいプレゼント、ありがと。

「スモーク」(DVD)