昨日がジェフ・ベックの来日公演最終日だったはず。
私が見てから10日も経ってしまったから
すでに記憶も飛びかけているけど、書いておこう。
予習、情報まったく無しのJeffBeck。。何時の時代のをやるやら、どんな傾向で来るやら、全然予想も無くホールへ。当然のごとく、男の人多し、、20代でベックを聴き始めた人なら、私より十歳は上だろうから、白髪交じりの人もいっぱい。
開演15分前という時間になっても、席ガラガラ、、、皆さん余裕の出足。余りにも誰もいないし、席は映画館みたいにふかふかだし、通路挟んで最前列なので足元ゆったり、、、で、心地良く寝て待つことに。。前日のYoshii Lovinsonの追い出しでかかっていた「ケ・セラ・セラ」が、別のとってもソウルフルなバージョンでかかっていた、いかにもJeffが好きそうなモータウンぽい感じの。
***
年齢層高いし、皆すわって見るよね、、とくつろいでいた矢先、、、驚愕のイントロ。
「ベックスボレロだぁ!!!」ほんとにこう叫びました。一斉にウェイヴのように立ち上がる客席。余りにも驚いてあたふたしていたものだから、ネックを立てるように弾きながら登場したJeffの雄姿が見えない。考えてみればオープニングにこれ程ふさわしい曲はないのに、、、。いきなり感動の頂点です。ジミー・ペイジ作曲、ベックとペイジがg、JPジョーンズのb、Kムーンのds、ニッキー・ホプキンスのpに、Voの候補がSウィンウッド、という驚異のZEPP計画。。そのために創られた本当に華麗な曲だもの、これ大好きだ~。
・・・と、これ以降、ただ驚きと感動の連続のLIVEでした。全部は書ききれない。
早々に「哀しみの恋人達」をやってしまったり、Truthから「モーニングデュー」なんて古い曲をやってしまったり、、余りにもサービスが良すぎ! 本当は、一切古いのなんてやらないで、新作の、ほとんどSlipknotかと思うような先鋭的な曲だけでもいいんだよ、って思ってた。だって、ベックに限ってノスタルジーなんて言葉とは無縁の人、60になっても前進する人じゃないか。オジサン達に媚びること無い! 私がクラブDJなら絶対JBをかけるのに、、、なんて突っ張りとは裏腹に、名曲をやられたら、やっぱり凄い、、神業としか思えない。
「スキャターブレイン」、、、速かった。
オペラグラスを目に押し当てて「ねぇ、ホントに指動いてる?」「速すぎて動きも見えないよ」、、、。Pギルバート君やヌーノや、速弾きはたんと見ましたが、腕も手首も微動だにしないJBの神技にただただ唖然、、、。8月号の『ギターマガジン』を昨日斜め読みしたら、「ツアーやっていくうちにどんどん速くなる」と答えてたけど、兎に角、、速かった。流石に腕が痙攣してしまうんでしょうね、合間に何度か腕を振ってほぐす仕草、、、で、この曲終わったところで10分の休憩、、、当たり前だわ、と思いました。
***
ところで、、、、ゲストヴォーカリストとしていらしてた人、、、見ている間「誰?」「どこで調達した人?」とすごい失礼な会話をしていたのですが、『Flash』でもVoをとっていたJimmy Hallなんだそうですが、、、声デカ過ぎ、、、パフォーマンスもアバウト過ぎ、、、じゃなかったですか、、?
最初のアンコール1曲目、、、これも感涙の曲「ピープル・ゲット・レディ」だったんだけど、あの胸がきゅ~んとするようなギターを聴きながら、吉井和哉さんがアルバム『at the BLACK HOLE』のDVDの中でこの曲についてコメントしてたのを想い出したり、、そう、ベックが貨車の上でギター爪弾いてる姿、思い浮かべたり、、、本当にいい曲よね、吉井さんにも聴かせたいな~、、、と思ったりして。。。
だけど、、、ヴォーカルが、、、「ピープル・ゲット・レディ」はもうちっとしみじみと歌って欲しかったよ、、、ロッドのあの甘いハスキーな声で、、、ロッドは不可能にしても。。あと、、、頭をミュートしながら弾くベックは、ちょびっとお疲れなのか、たまにヴォリューム操作をミスって音消えたり、、、その辺はご愛嬌でした。
そしてラスト、ジェフ・ベック・グループの名曲「Going Down」の時かな、以前からベックと一緒に演奏してる女性ギタリスト、ジェニファー・バトゥンが登場。美しい人の登場に大歓声。数年前の、モントルージャズフェスで、彼女がベックのバックでMIDIを弾いていたのしか私は知らず、彼女がどういう人か知らないんだけど、彼女がソロを弾く時に、ヴォーカリストとベックが王女さまを讃える騎士みたいに跪いて手をひらひらさせてるのが、とっても微笑ましかった。
ベックは本当に永遠の少年みたい。肩を出した黒いベストと黒のスリムジーンズの姿は、30年前から全然変わらないし、何たってギター小僧ぶりが、まるで中高生が夢中で好きなものの話をする顔と同じなんだもの。いつまで経っても「うちのクラスの○○君」、ギターを触ってるのと、メカをいじってる時が本当に幸せ、、という感じ。もし、ジェニファーがベックの恋人だとしても、ふたりでギターで会話してるんだろうね~、と思ってしまいました。最後にみんなで肩くんで挨拶した後、ベックがジェニファーの手を引いて帰ってく姿も少年のようで、、、。
ジミ・ヘンの「ヘイ・ジョー」やってくれたり「ダイアモンド・ダスト」やってくれたり、書ききれない感動がいっぱいでした。
***
2度目のアンコールは、スクリーンに *☆*満天のお星さま*☆*
キーボードと二人だけで「オーヴァー・ザ・レインボウ」、、、なんてベックはロマンチストなんだ、、、と、やっぱりメロメロになってしまうエンディングに降参。。。
最新作「Jeff」
このジャケの玩具のギター、、、この中に、「これはボクのだいじなギター、ひろったらボクにしらせてください」とかそんなような事がたしか書いてあったよね。ベックって本当にこのまんま大きくなった感じがします。
私が見てから10日も経ってしまったから
すでに記憶も飛びかけているけど、書いておこう。
予習、情報まったく無しのJeffBeck。。何時の時代のをやるやら、どんな傾向で来るやら、全然予想も無くホールへ。当然のごとく、男の人多し、、20代でベックを聴き始めた人なら、私より十歳は上だろうから、白髪交じりの人もいっぱい。
開演15分前という時間になっても、席ガラガラ、、、皆さん余裕の出足。余りにも誰もいないし、席は映画館みたいにふかふかだし、通路挟んで最前列なので足元ゆったり、、、で、心地良く寝て待つことに。。前日のYoshii Lovinsonの追い出しでかかっていた「ケ・セラ・セラ」が、別のとってもソウルフルなバージョンでかかっていた、いかにもJeffが好きそうなモータウンぽい感じの。
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年齢層高いし、皆すわって見るよね、、とくつろいでいた矢先、、、驚愕のイントロ。
「ベックスボレロだぁ!!!」ほんとにこう叫びました。一斉にウェイヴのように立ち上がる客席。余りにも驚いてあたふたしていたものだから、ネックを立てるように弾きながら登場したJeffの雄姿が見えない。考えてみればオープニングにこれ程ふさわしい曲はないのに、、、。いきなり感動の頂点です。ジミー・ペイジ作曲、ベックとペイジがg、JPジョーンズのb、Kムーンのds、ニッキー・ホプキンスのpに、Voの候補がSウィンウッド、という驚異のZEPP計画。。そのために創られた本当に華麗な曲だもの、これ大好きだ~。
・・・と、これ以降、ただ驚きと感動の連続のLIVEでした。全部は書ききれない。
早々に「哀しみの恋人達」をやってしまったり、Truthから「モーニングデュー」なんて古い曲をやってしまったり、、余りにもサービスが良すぎ! 本当は、一切古いのなんてやらないで、新作の、ほとんどSlipknotかと思うような先鋭的な曲だけでもいいんだよ、って思ってた。だって、ベックに限ってノスタルジーなんて言葉とは無縁の人、60になっても前進する人じゃないか。オジサン達に媚びること無い! 私がクラブDJなら絶対JBをかけるのに、、、なんて突っ張りとは裏腹に、名曲をやられたら、やっぱり凄い、、神業としか思えない。
「スキャターブレイン」、、、速かった。
オペラグラスを目に押し当てて「ねぇ、ホントに指動いてる?」「速すぎて動きも見えないよ」、、、。Pギルバート君やヌーノや、速弾きはたんと見ましたが、腕も手首も微動だにしないJBの神技にただただ唖然、、、。8月号の『ギターマガジン』を昨日斜め読みしたら、「ツアーやっていくうちにどんどん速くなる」と答えてたけど、兎に角、、速かった。流石に腕が痙攣してしまうんでしょうね、合間に何度か腕を振ってほぐす仕草、、、で、この曲終わったところで10分の休憩、、、当たり前だわ、と思いました。
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ところで、、、、ゲストヴォーカリストとしていらしてた人、、、見ている間「誰?」「どこで調達した人?」とすごい失礼な会話をしていたのですが、『Flash』でもVoをとっていたJimmy Hallなんだそうですが、、、声デカ過ぎ、、、パフォーマンスもアバウト過ぎ、、、じゃなかったですか、、?
最初のアンコール1曲目、、、これも感涙の曲「ピープル・ゲット・レディ」だったんだけど、あの胸がきゅ~んとするようなギターを聴きながら、吉井和哉さんがアルバム『at the BLACK HOLE』のDVDの中でこの曲についてコメントしてたのを想い出したり、、そう、ベックが貨車の上でギター爪弾いてる姿、思い浮かべたり、、、本当にいい曲よね、吉井さんにも聴かせたいな~、、、と思ったりして。。。
だけど、、、ヴォーカルが、、、「ピープル・ゲット・レディ」はもうちっとしみじみと歌って欲しかったよ、、、ロッドのあの甘いハスキーな声で、、、ロッドは不可能にしても。。あと、、、頭をミュートしながら弾くベックは、ちょびっとお疲れなのか、たまにヴォリューム操作をミスって音消えたり、、、その辺はご愛嬌でした。
そしてラスト、ジェフ・ベック・グループの名曲「Going Down」の時かな、以前からベックと一緒に演奏してる女性ギタリスト、ジェニファー・バトゥンが登場。美しい人の登場に大歓声。数年前の、モントルージャズフェスで、彼女がベックのバックでMIDIを弾いていたのしか私は知らず、彼女がどういう人か知らないんだけど、彼女がソロを弾く時に、ヴォーカリストとベックが王女さまを讃える騎士みたいに跪いて手をひらひらさせてるのが、とっても微笑ましかった。
ベックは本当に永遠の少年みたい。肩を出した黒いベストと黒のスリムジーンズの姿は、30年前から全然変わらないし、何たってギター小僧ぶりが、まるで中高生が夢中で好きなものの話をする顔と同じなんだもの。いつまで経っても「うちのクラスの○○君」、ギターを触ってるのと、メカをいじってる時が本当に幸せ、、という感じ。もし、ジェニファーがベックの恋人だとしても、ふたりでギターで会話してるんだろうね~、と思ってしまいました。最後にみんなで肩くんで挨拶した後、ベックがジェニファーの手を引いて帰ってく姿も少年のようで、、、。
ジミ・ヘンの「ヘイ・ジョー」やってくれたり「ダイアモンド・ダスト」やってくれたり、書ききれない感動がいっぱいでした。
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2度目のアンコールは、スクリーンに *☆*満天のお星さま*☆*
キーボードと二人だけで「オーヴァー・ザ・レインボウ」、、、なんてベックはロマンチストなんだ、、、と、やっぱりメロメロになってしまうエンディングに降参。。。
最新作「Jeff」
このジャケの玩具のギター、、、この中に、「これはボクのだいじなギター、ひろったらボクにしらせてください」とかそんなような事がたしか書いてあったよね。ベックって本当にこのまんま大きくなった感じがします。