星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

第9

2016-01-22 | MUSICにまつわるあれこれ
誰かがツイートで 「Bowie は僕らに9番目の惑星をくれた」、、って書いていた。

その第9惑星はずっとずっと遠くて 太陽系の一番外側の まさに Blackstar で、 それがもし Bowie がお空にのぼった証だとしても、 ふたたび会えるのは 1万年後か2万年後、、 なんだね。。

 ***

あれから 毎日まいにち ボウイのことが頭から離れません。。 かといって、 次から次へとUPされる 珍しい映像だの、 いろんなミュージシャンによるトリビュートの演奏だの、 聴いておくべき音源だの、、 そういうあれこれに 手が動きそうで動かない。

あのあと ボウイを聴いたのは、 先日書いた チャーリーのラジオの時と、 BBCでいま公開されている ジャーヴィス・コッカーのラジオ、、 それだけ。

前のチャーリーのラジオの時は、 歩く音楽辞書(←とDJさんに言われてたね)、音楽プロデューサー、ギタリスト、という立ち位置から 殆ど純粋にサウンドの革新者としてのボウイの面白さを取り上げていた感じで、 ほんと自分には知らないことがまだいっぱいあるんだ、、と 気づかされた思いでしたが、、

ジャーヴィスのラジオを聴いたら、、 そこには 自分がとってもよく知っている、 まさに聴き倒した感じのボウイがいて、、 それはジャーヴィスが感じてきたボウイでもあるんだろうし、、 やっぱりジャーヴィスにとって、 ボウイの変化・変身は、自分(ジャーヴィス)自身の生き方、 或いは「生き難さ」 と切り離せないものなんだろうし、、 (べつにそういう事を喋っていたのではないと思うけど)

、、 そういうことで良いんじゃないかなぁ。。と思いました。 いろんなボウイがいて、 人それぞれにとってのボウイがいて、、 サウンドの中のボウイも、 キャラクターとしてのボウイも、、 

今、 味わい尽くさなければいけないわけじゃないし、 そんな事できない 汲めども尽きない泉のような人だし、、 そう思ったら、、 今はただ 新しいアルバムが届けられたボウイがいて、、 そして 何年も何年も経って(その間にも 未発表の音源とか映像とか次々に出て)、、 でも 本当に新しい音はもうボウイから届けられないんだな、、といつか実感する時に、 そのとき本当にボウイがいなくなったことを感じれば良いのかな、、と。 (そのくせなかなか放心から抜け出せないでいるんだけど…)


、、ジャーヴィスのラジオ、、 出掛ける前だったのでちゃんと聴けなくて、 でもボウイ自身のコメント音源がいっぱい流れていたようだったので、 音源が公開されているうちに、 もう一回リスニングしてみたいと思います。。

 ***

第9惑星、、 「第9」といえば 「歓喜の歌」。

あの合唱部分のシラーの詩はドイツ語だけど、 英語に直すと「Ode to Joy」になるんだね、、 なんだか イメージが少し変わる、、、(笑

Such' ihn überm Sternenzelt!
Über Sternen muß er wohnen.

Seek him above the starry canopy,
Above the stars he must live.

、、うん、、

第9惑星は たしかに Bowie がくれた ★ なのかも、、。