今夜は七夕…☆
不安定なお天気つづきで 美しい天の川が望めるか少し心配なところですが、 雨が降ると織姫のもとに彦星が来られなくて会えない… という説もありますが(なんとなく私もそう思っていました) そうでもないようです。
ここのところ 万葉集関連の本をいろいろ読んでいたので、 万葉集のなかの「七夕」を詠った歌を探してみたら とてもとてもたくさんあるのですね。
夜空の星々は 万葉の時代、 それはそれは美しく見えていたことでしょう。 満天の星がこぼれるばかりに夜空いっぱいにまたたいて、 そのなかを靄のように白くミルクを流したような天の川が横たわる、、 そんな夜空は田舎育ちの私でも一度くらいしか見たことがありません。
でも古代の人々にとって 夜空の星々はとても親しいものだったに違いありません。 「天の川」という言葉も 「織姫」も 「彦星」も、 1300年もの昔からそう呼ばれて、 中国から伝わった七夕伝説も 市井の人々にも広まっていて、、 夜空を見上げては 織姫と彦星の恋に自分たちを重ね合わせて想いを詠う… そのような歌がたくさん残っていることに感動します。
***
それらのなかから 気に入った歌を…
この夕(ゆふべ) 降りくる雨は彦星の 早漕ぐ舟の櫂の散りかも
夕暮れ時に降り出した雨、、 この雨は 彦星が織姫のもとへ早くたどり着こうと 急ぎ漕ぐ櫂(かい)が散らしているのかも…
読み人知らずの素敵な歌です。 彦星は自ら舟を漕いでやって来てくれるんですね。。 これを読んでいたら、 まるでオリンピックのカヌーのスラローム競技のように 逆巻く激流をしぶきを上げて櫂をあやつっている姿が浮かんできました。。 そう思えば たとえ七夕に雨が降ろうと、 夜空では彦星が必死にパドルを操っているのだわ…♡ と、、 がんばれがんばれ…と 応援したくなります。。
そういえば、、 万葉集では 彦星は 「舟を漕ぐ」 という表現がとても多いです。 、、あれ? 天の川に… 何でしたっけ? なにかが橋を渡してくれる、、 白鳥…?
そんなお話があったように思って、、 検索したら 天の川をはさんでアルタイル(彦星)とベガ(織姫)があり、 それとはくちょう座のデネブを結ぶのが 「夏の大三角」と呼ばれる星で、 べつに白鳥さんが橋渡しをしてくれる というわけではないみたいです。
では、 天の川に翼をならべて橋渡しをしてくれる、というのは…?
それは「カササギ」のことなのだそうです(知らなかった~) 、、カササギってどんな鳥だったかしら… と、 姿を探して見れば、 カラスに近い黒い羽根をもった鳥なんですね、、 (黒い羽根では夜空に見えないような気も……)
それはともかく、 万葉集で「カササギ」を詠った歌はある…?? と再び検索、、 すると.興味深いことがわかりましたが、、 あとは自粛しますね….。 興味を持たれたら調べてみてください。。
***
一年にたった一夜しか会えない、、 そのせつなさは万葉の昔も同様に感じられていたとあって、、 こんな歌も、、
織女の今夜逢ひなば常のごと明日を隔てて年は長けむ
明日からはまたいつもの通りの機織りの日々、、 そしてまた一年、、 その一年は長いことでしょう…
なんだか身につまされます。。
せめて今宵、、 「月人壮士(つきひとおとこ)」が逞しく櫂をあやつって星々の大河を渡り、 愛しい人とプレシャスな時間を過ごせますように…
そう願って…
いつかまたあなたと… ?
不安定なお天気つづきで 美しい天の川が望めるか少し心配なところですが、 雨が降ると織姫のもとに彦星が来られなくて会えない… という説もありますが(なんとなく私もそう思っていました) そうでもないようです。
ここのところ 万葉集関連の本をいろいろ読んでいたので、 万葉集のなかの「七夕」を詠った歌を探してみたら とてもとてもたくさんあるのですね。
夜空の星々は 万葉の時代、 それはそれは美しく見えていたことでしょう。 満天の星がこぼれるばかりに夜空いっぱいにまたたいて、 そのなかを靄のように白くミルクを流したような天の川が横たわる、、 そんな夜空は田舎育ちの私でも一度くらいしか見たことがありません。
でも古代の人々にとって 夜空の星々はとても親しいものだったに違いありません。 「天の川」という言葉も 「織姫」も 「彦星」も、 1300年もの昔からそう呼ばれて、 中国から伝わった七夕伝説も 市井の人々にも広まっていて、、 夜空を見上げては 織姫と彦星の恋に自分たちを重ね合わせて想いを詠う… そのような歌がたくさん残っていることに感動します。
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それらのなかから 気に入った歌を…
この夕(ゆふべ) 降りくる雨は彦星の 早漕ぐ舟の櫂の散りかも
夕暮れ時に降り出した雨、、 この雨は 彦星が織姫のもとへ早くたどり着こうと 急ぎ漕ぐ櫂(かい)が散らしているのかも…
読み人知らずの素敵な歌です。 彦星は自ら舟を漕いでやって来てくれるんですね。。 これを読んでいたら、 まるでオリンピックのカヌーのスラローム競技のように 逆巻く激流をしぶきを上げて櫂をあやつっている姿が浮かんできました。。 そう思えば たとえ七夕に雨が降ろうと、 夜空では彦星が必死にパドルを操っているのだわ…♡ と、、 がんばれがんばれ…と 応援したくなります。。
そういえば、、 万葉集では 彦星は 「舟を漕ぐ」 という表現がとても多いです。 、、あれ? 天の川に… 何でしたっけ? なにかが橋を渡してくれる、、 白鳥…?
そんなお話があったように思って、、 検索したら 天の川をはさんでアルタイル(彦星)とベガ(織姫)があり、 それとはくちょう座のデネブを結ぶのが 「夏の大三角」と呼ばれる星で、 べつに白鳥さんが橋渡しをしてくれる というわけではないみたいです。
では、 天の川に翼をならべて橋渡しをしてくれる、というのは…?
それは「カササギ」のことなのだそうです(知らなかった~) 、、カササギってどんな鳥だったかしら… と、 姿を探して見れば、 カラスに近い黒い羽根をもった鳥なんですね、、 (黒い羽根では夜空に見えないような気も……)
それはともかく、 万葉集で「カササギ」を詠った歌はある…?? と再び検索、、 すると.興味深いことがわかりましたが、、 あとは自粛しますね….。 興味を持たれたら調べてみてください。。
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一年にたった一夜しか会えない、、 そのせつなさは万葉の昔も同様に感じられていたとあって、、 こんな歌も、、
織女の今夜逢ひなば常のごと明日を隔てて年は長けむ
明日からはまたいつもの通りの機織りの日々、、 そしてまた一年、、 その一年は長いことでしょう…
なんだか身につまされます。。
せめて今宵、、 「月人壮士(つきひとおとこ)」が逞しく櫂をあやつって星々の大河を渡り、 愛しい人とプレシャスな時間を過ごせますように…
そう願って…
いつかまたあなたと… ?