星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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水の中の環

2024-06-14 | …まつわる日もいろいろ
フランソワーズ・アルディさんの訃報を今朝知りました。

6年前に買ったアルバム、 あれが最後のアルバムになったのでしょうか…(そのときの日記>>) 
あのアルバムを買ったきっかけの曲 「You're My Home」、、 英語の歌詞だから 私にも聴いていて意味がわかることが出来たというのと、 私も当時 身体の不調や 加齢や よくわからない症状?のなかで 毎日すべきことをなんとかこなそうと頑張る自分と この歌の歌詞を重ね合わせていたのでしょう… 

フランソワーズ・アルディさん 年齢でいえば まだそんなにご高齢ではなかったけれども、 数年来ずっとご病気に苦しんでいるという報道を知っていて、 仏語の報道だったけれど 苦痛のために尊厳死を求めているという程の記事も読んでいたので、 フランスでも緩和ケアの医療は進んでいるだろうに、 どうにかもっと苦痛のない生活を送ることができないものかと、 海の彼方のこととはいえ ずっと気懸りでした。


フィガロジャポンのサイトに 訃報とともに フランソワーズ・アルディさんの60~70年代の写真がたくさん掲載されていました (写真で見る永遠のファッションアイコン、フランソワーズ・アルディ。>>

60年代のアルディさんを同時代で見ていた筈はないけれども、 70年代の姿はたぶん雑誌や何かで目にしていたんだと思います(フレンチポップも大好きな子供だったし)

ジェーン・バーキンやマリアンヌ・フェイスフルや、 ファッションアイコンとなった当時の女性シンガー&モデルさんの中で、 フランソワーズ・アルディはどこか真面目な女学生風というか、 タートルネックのセーターにひざ丈のスカートとか、 飾りのないワンピースとか、、 それで前髪をちょっと斜め分けにして唇を結んで…

今それらの写真を見ると、 驚くほど自分たちの小学生時代のお洋服が影響を受けている事にも気づきます。 そして髪を斜め分けにした真面目そうなアルディさんが、 自分の親友の とても賢く美しかったお姉さまにとても似ていると 先程びっくりしたところです(親友の話は4月に書きましたね…)


Françoise Hardy - You’re My Home (Studio Session)



お年を召してからのアルディさんも とても美しい方でした。 このMVで歌われているように、 私もまだ これからも 毎日闘っていくつもり…。 ね、 私がんばってるでしょう…? そう貴方に示すために…


今日のタイトルは 67年のアルバム『もう森へなんか行かない』のなかの 好きな曲 「Des ronds dans l'eau」の日本語タイトル。 川面に石を投げて水切りをする遊びのこと。 その川面にできるたくさんの水の環 のことらしい。。 


おとなになって、



頑張り過ぎてしまう誰かさんへの


そんな歌なのかもしれない…