台風の風に乗って 旅をしてきました。

妖精族ならば、
肩にロングボウを背負いながら ガレ場も足音さえ立てずに駆け上がっていくでしょうけれど…
私はそんな眼に見えない姿を遠くに感じながら、、 人々が踏みしめた道を 息を切らせて。。


雨に洗われたもの すべてが美しい。
夜・・・
荒れ狂う風になぶられる樹々を ビデオに撮りました。 、、斜め45度に降る細かい光の矢。
寒くはないのです。 できることなら、、 全身濡れそぼっても良いから、 風に歌う樹たちの声や、 見えない夜陰から顔に細かく吹き付けてくる雨を、 森の主たちの歓迎のしるしと受け止めて、 いつまでも風に煽られて揺れていたいほどでした。

優しいもの。 穏やかなもの。 かわいらしいもの。。 やすらぐもの。。
時には そういった温もりと無縁の関係性がむしろ有難いことがあります。 嵐の後、 見えない手が幹から薙ぎ払い、 叩き落とし、 引き裂いた大小の枝葉が 小道を塞ぐように折り重なっていました。 その様子さえもが 美しい世界。
吹き返しの風の中、、 難儀そうに歩く人間たち、、 その様子を、 ざわめく森の上から可笑しそうに 誰かから 見られているような気がしました。
本当に美しい者たちは、、 写真には簡単にはおさまろうとはしないのです きっと…

***
東京へ戻る前に、
二十数年ぶり? に会う懐かしい友が駅へ来てくれました。 ほんの短い時間だったけれども、 一緒に食事をして、、 空白だった時間を飛び越えて、、 これから先の新たな時間を もしかしたらまた一緒になにか出来そうな、、 そんな貴重な語らいが出来ました。
森の中では、
あんなに一生懸命何かを探すように写真を撮って歩いたのに、、 二十数年ぶりの友と話をするのに夢中で、 写真を撮ろうとかすっかり忘れて 列車がとうに走り出しただいぶ後になって、 一緒に写真を撮らなかったなんて…と、 あぁ なんて馬鹿なの。。
だけど、 列車の出発時刻を気にしながら 少しでも沢山の話がしたくて夢中で、、
言葉で交わしただいじな約束は、 写真にはおさめられない時間だったんだよね。。
・・・ね? と、、 そう思っている。
だいじな時間を ありがとう。

妖精族ならば、
肩にロングボウを背負いながら ガレ場も足音さえ立てずに駆け上がっていくでしょうけれど…
私はそんな眼に見えない姿を遠くに感じながら、、 人々が踏みしめた道を 息を切らせて。。


雨に洗われたもの すべてが美しい。
夜・・・
荒れ狂う風になぶられる樹々を ビデオに撮りました。 、、斜め45度に降る細かい光の矢。
寒くはないのです。 できることなら、、 全身濡れそぼっても良いから、 風に歌う樹たちの声や、 見えない夜陰から顔に細かく吹き付けてくる雨を、 森の主たちの歓迎のしるしと受け止めて、 いつまでも風に煽られて揺れていたいほどでした。

優しいもの。 穏やかなもの。 かわいらしいもの。。 やすらぐもの。。
時には そういった温もりと無縁の関係性がむしろ有難いことがあります。 嵐の後、 見えない手が幹から薙ぎ払い、 叩き落とし、 引き裂いた大小の枝葉が 小道を塞ぐように折り重なっていました。 その様子さえもが 美しい世界。
吹き返しの風の中、、 難儀そうに歩く人間たち、、 その様子を、 ざわめく森の上から可笑しそうに 誰かから 見られているような気がしました。
本当に美しい者たちは、、 写真には簡単にはおさまろうとはしないのです きっと…

***
東京へ戻る前に、
二十数年ぶり? に会う懐かしい友が駅へ来てくれました。 ほんの短い時間だったけれども、 一緒に食事をして、、 空白だった時間を飛び越えて、、 これから先の新たな時間を もしかしたらまた一緒になにか出来そうな、、 そんな貴重な語らいが出来ました。
森の中では、
あんなに一生懸命何かを探すように写真を撮って歩いたのに、、 二十数年ぶりの友と話をするのに夢中で、 写真を撮ろうとかすっかり忘れて 列車がとうに走り出しただいぶ後になって、 一緒に写真を撮らなかったなんて…と、 あぁ なんて馬鹿なの。。
だけど、 列車の出発時刻を気にしながら 少しでも沢山の話がしたくて夢中で、、
言葉で交わしただいじな約束は、 写真にはおさめられない時間だったんだよね。。
・・・ね? と、、 そう思っている。
だいじな時間を ありがとう。