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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

源頼朝船出の海岸

2003-05-13 | インポート
私の町には、「源頼朝」にまつわる話に出てくる場所がいくつかあります。

「いいくにつくろう、鎌倉幕府」
と日本史の時間に覚えた方もたくさんあるでしょう・・・1192年に鎌倉に幕府を開き、それまで貴族が中心だった政権を、武士政権にとって変えた「源頼朝」のことです。

頼朝が、石橋山の合戦に破れ、房州に(今の千葉県です)逃げる際に、船を出したと言われている海岸へ行ってきました。

夏は海水浴場として賑わう砂浜も、今はまだ、人っ子一人いませんでした。
打ち寄せる波、引く波、砂に描かれる面白い形・・・眺めているとあきません。

砂浜の横は、小さな漁港と、ヨットハーバーです。
魚の陸揚げも、セリも終った後の、閑散とした午後の魚市場を通りぬけると、たくさんのヨットが置いてあります。
休日ともなると、どんどん海に出て行くのでしょうが、ここもひっそりとしていました。

この海岸の近くには、古いお寺の跡があります。
名前を「如来寺」といい、1620年に建てられたと言われていますが、今は、小さな祠があるだけです。
祠の入り口はきれいに整備されていますが、ちょっとのぞいたら、中は真っ暗。
入ってすぐの所に「閻魔大王」がど~んと座っているんです。怖い顔をして!

早々に引き上げてきましたが、今度は誰かといっしょに入って見たい・・・怖いもの見たさでしょうか〔苦笑)。

この他にも、頼朝が隠れたといわれる岩屋や、船出を祝して宴を開いたという場所もあります。
また、頼朝が隠れている時に、食料を運んだり、いろいろ手助けをした村人に「苗字」を与えたという話もあり、その「苗字」の家がたくさんありますが、本当なのでしょうか・・・

帰り道に寄った友人宅で「イカの塩辛」を頂きました。
もちろん、お商売で作っていらっしゃるのですが「絶品」です。

(写真集・・・旅・町・思い出にUP)