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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

やっぱり涙が・・・

2006-10-03 | インポート
「出口のない海」

あの「半落ち」のコンビ「原作・横山秀夫」「監督・佐々木清」の作った映画を観てきました。

内容的に「泣く」だろうと想像していましたが・・・やっぱり「涙」しました(苦笑)。

甲子園の優勝投手だった若者が、人間魚雷と言われた「回天」に乗り、「愛する人」を守るために敵と戦う・・・
(結果的には瀬戸内で命を落とすのですが・・・)

航空隊の「日の丸特攻隊」と同じで「回天」には「帰還する」燃料も方法もないのです。
突撃=死・・・いざとなった時の若者の揺れる心の中も描かれていて、理解できる・・・と、苦しくなりました。

戦争で死んだ・・・のではなく、彼らは「殺された」のだと思います。

以前、呉の「江田島」や「知覧」で見た、数々の遺書や遺品を思い出しました。
「国のために死ぬ」・・・と書いた遺書もありましたが、本当は「愛する人」のためにだからこそ「死んで行けた」のでしょう。

こんな戦争に関する映画や本を見るたびに「平和」であることを、もう一度「感謝」しなければ・・・と強く思います。
今なお、テロや戦争で「悲しみ」「苦しみ」を負う人が多くいます。
世界の人々が皆、仲良く暮らせる日がくることを願わずにはいられません。


主人公の「市川海老蔵さん」の端正な顔立ちが、戦争の暗い雰囲気の映画の中では、ちょっと救いかな・・・。
主人公の亡くなり方・・・以外でした・・・さぞ、無念であったろうと感じさせる結末。

映画の出来、そのものより、涙を流させてくれたことに「ありがとう」です(笑)。私は、なぜか「涙を流した」後は、気持がすっきりします。
時々、涙を流すことは必要かもしれませんね(苦笑)。