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神奈川県の西部にある「小さな町」で暮らす私.
日々の出来事、見たこと、感じたこと、思ったことを綴っていきます。

「カーくんと森のなかまたち」~~♪

2018-06-16 | 受験・学校

評議員をさせて頂いている小学校の「子ども人権フォーラム」の授業を拝見してきました。



正面玄関は、緑が豊か~~♪

校舎前に建てられた石の碑には、「正しく 強く 健やかに」と刻まれています~~♪



今日の参観の場所は「体育館」~~。




2校時・下学年(1~3年)、3校時・上学年(4~6年)に分かれての授業でしたが、内容は同じでした。

絵本作家の「夢ら丘 実果」さん 「吉澤 誠」さん のお二人による「お話」と「絵本の読み聞かせ」でした~~♪

絵本のタイトルは、「カーくんと森のなかまたち」~~♪



《 ホシガラスのカーくんは、自分と周りのお友だちと比較して、「自分には良いところが何もない」と思い込み絶望的になってしまいます。
そんなカーくんを見たシロフクロウのホー先生が、カーくんの思いを優しく聴いてくれました。
気持が軽くなったカーくんは、ぐっすり眠って、何もなくなった森を、一人で彷徨う夢をみます。



目がさめたとき、カーくんの周りにはたくさんのお友達が集まっていました。
あまり良く眠っているので心配してしまったのです。



お友だちから、「カーくんのホシの模様はきれいだよ」「雨の日も、たくさんお星様があって明るくなれるよ」「カーくんは、植物の種をあちこちに隠しておくでしょう、それが芽を出し成長して、やがて大きな森を作っていくんだよ」「カーくんは、みんなの役に立っているんだね」と、
自分では思いもつかなかった「良いところ」を、教えてもらうのです~~♪



みんなの優しさで、自分の良いところに気づいたカーくんは、どんどん元気を取り戻していくのでした 》

とってもステキな物語~~♪



この絵本を描かれた「夢らさん」は、幼い時に喘息であったため、学校を休みがちでいじめにもあいました。
大人になって交通事故により、思うように動かない身体を悲観して「うつ状態」に陥ったそうです。
自分の娘から「お母さんはいてくれるだけでいいの」という言葉をかけられ、「誰かに必要とされること」で自信を取り戻していったとか~。

親しい友人が自ら命を絶ち、悲しみにくれる遺族を前にしたとき、「いのちの大切さ」を思い、この本を考案し、「子どものうつ病予防」になればと、全国の学校を回っていらっしゃいます。



読み聞かせの後、子どもたちの思いを聞かせていただきました~~。


「一人ひとりのいのちは、かけがえのないもの」
「人には、必ずよいところがあります」
「お友だちの良いところを見つけ、伝えてあげましょう」
「気持が落ち込んだとき、必ず誰かの話してみましょう」
「一人で生きているのではないのよ」



子どもたちの心に優しく、強くしみこんでいったであろう「カーくんと森のなかまたち」の物語~~♪




「困ったとき、苦しいとき、「先生」「家の人」「お友だち」なんかに必ず相談してね。
誰も思いつかなかったら、「いのちの電話」とか、法務局の「子ども人権110番」とか、「SOSミニレター」に書くとか、必ずしましょう。」
と、人権擁護委員としてはとても嬉しいお話もありました~~。
ありがとうございました。