全盛期の日本映画が最も得意としたビンボーリアリズムの復活の観。もっとも、昔のビンボーリアリズムは実はものすごい技術の豊かさの上に成り立っていたのだが、ここでは日本の一般の生活空間が一応豊かになった中で、それが荒廃していくという形で貧しさが描かれている。
バックに富がないと、貧乏も表現しにくいのか。
主役の子は見せる芝居ではなく見られることに徹している。
写真は上映中のシネリーブル池袋のすぐそばの閉店したイタリア料理店。
(☆☆☆★★)
バックに富がないと、貧乏も表現しにくいのか。
主役の子は見せる芝居ではなく見られることに徹している。
写真は上映中のシネリーブル池袋のすぐそばの閉店したイタリア料理店。
(☆☆☆★★)