「バレエ・カンパニー」 2004年09月10日 | 映画 舞台の上のバレエと、舞台裏の情景が交錯するのだが、どっちもさほど特殊な観察やひねりのある描写があるわけでなく、淡彩のスケッチにとどまっている。全盛期のアルトマンだったら、スケッチが紡ぎ合わされて巨大なタペストリーになっているところ。バレエそのものに見ごたえがあるからそれほど飽きないが、客席を入れ込んだりあっちこっちにカメラの視点を散らしたりしているので、あまり落ち着いて見られない。 (☆☆☆)