娘道成寺をモチーフにした一種の芸道もの、なんて浮き世離れしたもの誰が見に行くのだろうと思ったら、意外なくらい年輩の女性客が多くてびっくり。歌舞伎というか中村福助のファン層と重なっているのだろう。
お話とすると情念主体なのだが、見た印象は情念を演じきることは非情さに通じるというような、かなり観念的。監督(兼共同脚本)の高山由起子は「KOYA 澄賢房覚書」(1993)で高野山を扱ったわけだが、ここでもクライマックスの舞台になっている。
日舞にモダンダンスとさまざまな踊りが見られるのがお楽しみ。ただ、今風にちょっとカット割り過ぎの観。
牧瀬里穂は大蛇に変身する清姫役と照らし合わせて改めて見ると、結構ヘビ顔(失礼)。
写真は劇中の舞台の早変わりに使われる衣装。
(☆☆☆)
お話とすると情念主体なのだが、見た印象は情念を演じきることは非情さに通じるというような、かなり観念的。監督(兼共同脚本)の高山由起子は「KOYA 澄賢房覚書」(1993)で高野山を扱ったわけだが、ここでもクライマックスの舞台になっている。
日舞にモダンダンスとさまざまな踊りが見られるのがお楽しみ。ただ、今風にちょっとカット割り過ぎの観。
牧瀬里穂は大蛇に変身する清姫役と照らし合わせて改めて見ると、結構ヘビ顔(失礼)。
写真は劇中の舞台の早変わりに使われる衣装。
(☆☆☆)