prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「夜を賭けて」

2004年10月12日 | 映画
昭和33年の大阪の在日を再現したオープンセットが見もの。在日たちがまたやたらと喧嘩して歌い踊って豚の脳ミソや胎児を平気で食べて鉄屑を盗みまくってとヴァイタリティ満々で、ビンボったらしい感じがしない。少しセットも映像も立派すぎる感じもするが、それが狙いなのかもしれない。

音楽に「マイ・ダーリン・クレメンタイン」を使って(この頃には「荒野の決闘」はとっくに公開済みだろう)国境を越えたリリシズムを出している。
ススキの原など今の日本にこんな場所あるのかなと思ったら、韓国で撮っているらしい。エンドタイトルにずらっと韓国系の名前が並ぶ。

大阪が舞台で、在日たちが鉄を盗んで売り捌くっていうのを見て、小松左京の「日本アパッチ族」の意味がやっとわかる。
(☆☆☆★)


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「スクールウォーズ HERO」

2004年10月12日 | 映画
監督(関本郁夫)が東映出身のせいか、出だしの高校生たちのワルぶりがまるっきり東映映画の不良みたいなクサさなのだが、照英の棒球すれすれの直球芝居と噛み合うと不思議と鼻につかない。芝居云々より実際にスポーツをやっていた体格や雰囲気が生きた。
ベテラン監督らしく脇のゲスト的出演者(主に吉本興業)の生かし方も手慣れたもの。

役者が実際に走ってパスしてがんがんタックルしているのは、本来当然のことだが見ごたえがある。
テレビドラマの方は全然見たことないので比較はできない。
(☆☆☆★★)


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ダイエー

2004年10月12日 | Weblog
ダイエーが優勝を逃した後もダイエー系スーパーで断固として感謝セールを実施。先着100名さまに記念品贈呈というので物好きにも行ってみたら、レジのねーちゃんが何のことだかわからないでこちらが説明するハメになる。後ろで人が詰まってくるし、冷や汗が出た。で、もらったのは、ダイエーのマーク入りの冷蔵庫に貼付けておく磁石セット。しょーもな。
経営再建問題で揺れてるのとは関係ないのだろうけど、ユルいことしてるなあ。