prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「予言」

2004年10月28日 | 映画
つのだじろうの「恐怖新聞」の映画化だが、未来の出来事が載る新聞と鬼形礼という名前だけ使ってあとは創作。
未来の出来事がわかってそれをずらすというのは、因果関係を混乱させるからタイムパラドックスみたいなややこしいことになる。ずらしてから後の展開はいやに飛躍が始まるのでどうなることかと思ったが、一種の地獄巡りと思えば一応納得できる。座して予言が当るのを待つか、予言に逆らってその報いを受けるか、どっちに転んでもロクなことにならないわけで、ぐるぐるさまざまな苛烈な状況を巡っていったあげく、ラスト冒頭に戻るあたりは、ちょっと仏教的と思ったりした。
(☆☆☆)


「感染」

2004年10月28日 | 映画
病院というのはもともと気味の悪い場所だし、ここでは経営が傾いていてケアがいいかげんになっているのだからそれだけで十分コワい。セットもよくできているし、色を抜いて陰影の深い画面作りもいい。キャストも有名どころが揃っているし、「予言」より製作費はかかっている感じ。

だが肝腎の「意識に感染するウィルス」っていうのがどんなものかさっぱりわからない。フツーの院内感染で十分コワくなると思うけどね。意識の中の出来事だからってやたら飛躍した展開をするっていうのは一種の夢オチ=ズルではないか。
それと身体が緑色にどろどろにとろけていく生理的な気持ち悪さとがうまくつながらない。
(☆☆★★★)

何やってんだか

2004年10月28日 | Weblog
新潟地震を見てさっそく備蓄用の米を買ったのだが、炊飯器のスイッチを入れ忘れて早速手をつける羽目になる。危機意識が薄いなあ。

ハロウィンが近付いたもので、スーパーで重さ十キロもあるでかいカボチャを置いている。
食べるものではないね。置いてあるのが鮮魚売り場というのも、ヘン。