「ロボット三原則」なんて完璧と思える人間保護のための原則(英語ではlaw=法っていうのね。初めて知った)をどう破ってロボットに叛乱を起こさせるか、というのが興味を引いたが、いささかがっかり。
物語上は煩雑なくらい伏線張っているのに、何が人類を滅ぼすかを具体的に描かないで、環境問題その他の常識的な危機感にゲタを預けるっていうのでは、とってつけたようで納得できないし、人類ならぬ個々の人間にロボットが暴力をふるっていいというのは拡大解釈が過ぎる。
それに各ロボットはそれぞれの意思=進化するプログラムで動いているのではないのか。黒幕めいたプログラムをやっつけておしまいというのは、毎度おなじみハリウッド的御都合主義。
監督のアレックス・プロヤスは「クロウ」や「ダークシティ」(これは興行的に惨敗)と独自の美学的演出で注目したが、ここではフツーのCGショーを作っている。だから当ったのだろうが。
思いつきで言うが、ここはロボットが自分はロボットではないと認識するようになるとか、原則の前提をひっくり返すような大業を使わないといけないところではないか。
(☆☆☆)
本ホームページ
物語上は煩雑なくらい伏線張っているのに、何が人類を滅ぼすかを具体的に描かないで、環境問題その他の常識的な危機感にゲタを預けるっていうのでは、とってつけたようで納得できないし、人類ならぬ個々の人間にロボットが暴力をふるっていいというのは拡大解釈が過ぎる。
それに各ロボットはそれぞれの意思=進化するプログラムで動いているのではないのか。黒幕めいたプログラムをやっつけておしまいというのは、毎度おなじみハリウッド的御都合主義。
監督のアレックス・プロヤスは「クロウ」や「ダークシティ」(これは興行的に惨敗)と独自の美学的演出で注目したが、ここではフツーのCGショーを作っている。だから当ったのだろうが。
思いつきで言うが、ここはロボットが自分はロボットではないと認識するようになるとか、原則の前提をひっくり返すような大業を使わないといけないところではないか。
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