1957年のポーランド映画。
入学式前夜に寄宿舎に着いた娘が、規則を盾にされて宿泊を許されず、泥棒や娼婦や警官がやたら入り乱れる妙な町を眠れないままうろうろするコメディ。今見るとテンポは緩いが、十分笑える。
人の頭をひっぱたいて鞄を盗んだ泥棒がまた別の泥棒に頭ひっぱたかれて盗まれて、そのまた泥棒が…という繰り返しとか、警察の武器庫にヒロインが逃げ込んだものだから、檻の中の泥棒に扉を開けさせたりといったわかりやすいギャグの他、箱馬車を開けるとなぜか犬がぞろぞろ出てきるといったシュール系、ヒロインがすました顔で鉄格子を通り抜けてしまう(細ーい)といったセンスで笑わせるギャグなど、いろいろ。
ものすごく古い街並の、特に夜景が不思議の国のようなニュアンスをよく出した。
主演のバルバラ・クフャトコフスカヤはロマン・ポランスキーの最初の夫人だというが、大きな眼、すこしすぼまった厚い下唇と、デビュー当時のナスターシャ・キンスキーとちょっと似たタイプ。
(☆☆☆★)
入学式前夜に寄宿舎に着いた娘が、規則を盾にされて宿泊を許されず、泥棒や娼婦や警官がやたら入り乱れる妙な町を眠れないままうろうろするコメディ。今見るとテンポは緩いが、十分笑える。
人の頭をひっぱたいて鞄を盗んだ泥棒がまた別の泥棒に頭ひっぱたかれて盗まれて、そのまた泥棒が…という繰り返しとか、警察の武器庫にヒロインが逃げ込んだものだから、檻の中の泥棒に扉を開けさせたりといったわかりやすいギャグの他、箱馬車を開けるとなぜか犬がぞろぞろ出てきるといったシュール系、ヒロインがすました顔で鉄格子を通り抜けてしまう(細ーい)といったセンスで笑わせるギャグなど、いろいろ。
ものすごく古い街並の、特に夜景が不思議の国のようなニュアンスをよく出した。
主演のバルバラ・クフャトコフスカヤはロマン・ポランスキーの最初の夫人だというが、大きな眼、すこしすぼまった厚い下唇と、デビュー当時のナスターシャ・キンスキーとちょっと似たタイプ。
(☆☆☆★)