prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ドラムライン」

2006年04月30日 | 映画
なんといっても、演奏シーンのリズムが快感。

マーチング・バンドというのはもともと軍楽から始まったものらしく、しきりと規律が強調され、そこから主人公が自己中心的な性格と卓越した才能からはみ出てしまうところが、アメリカ映画らしい自由と秩序をどう両立するかのドラマになる。

喧嘩友達式にソロの座を奪った先輩と簡単に仲直りしてしまうあたり、展開は割と型どおり。ただ、通常の喧嘩ではなく演奏による闘いだから、暴力沙汰にはならないのが音楽の良いところ。
演奏をすぐ譜面に起こせるソフトなんてあるのね。

秩序側のキャラクターも全部黒人というのが、時代というか、もともとやはりリズム感のいいのを集めるとそうなるのか。
ニック・キャノンは口をとんがらかした感じが山本太郎似。
(☆☆☆★)



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