刑務官、という職業を正面きって取り上げた映画はこれが初めてではないか。
死刑執行の時、吊られた死刑囚の体を支える係、というのがいるのも初めて知った。
支え役をかって出る代わりに新婚旅行用の休暇をとるのだが、その結婚相手の小さな連れ子がずうっと絵を描き続けていて青空に青を塗り続けて、死刑囚も絵を描いているがモノクロ、という対照を成している。
刑務官がアリを殺すのも避けるようにしているのに、泊まっている宿の女将がいともあっさり殺してしまう皮肉。それを引いて撮っている演出の節度がいい。
このところ鳩山法相の死刑執行数が多いのが話題だが、オープニング、稟議制で順々にハンコが書類に押されていき、最後に法相のが残る、つまりこの一つで執行が決まるシーンを見せられると、いざこれ押すの抵抗は普通あるだろうなと思わせる。
画面にあまり厚みがないのが残念。
内容もタイトルも地味な割りに、中高年層を中心に案外入っていた。
(☆☆☆★)
本ホームページ
休暇 - goo映画
死刑執行の時、吊られた死刑囚の体を支える係、というのがいるのも初めて知った。
支え役をかって出る代わりに新婚旅行用の休暇をとるのだが、その結婚相手の小さな連れ子がずうっと絵を描き続けていて青空に青を塗り続けて、死刑囚も絵を描いているがモノクロ、という対照を成している。
刑務官がアリを殺すのも避けるようにしているのに、泊まっている宿の女将がいともあっさり殺してしまう皮肉。それを引いて撮っている演出の節度がいい。
このところ鳩山法相の死刑執行数が多いのが話題だが、オープニング、稟議制で順々にハンコが書類に押されていき、最後に法相のが残る、つまりこの一つで執行が決まるシーンを見せられると、いざこれ押すの抵抗は普通あるだろうなと思わせる。
画面にあまり厚みがないのが残念。
内容もタイトルも地味な割りに、中高年層を中心に案外入っていた。
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