突っ込みどころ満載な映画でしたなあ。
未知の惑星でいくら大気の組成が地球に近いにせよ、トンネルの中となったらどんな空気が淀んでいるのか、どんな微生物がいるのかわかったものではないのに、宇宙服のヘルメットほいほい脱いでしまうのだもの。
街の歯医者の方が空気感染にうるさいのではないかと思えるくらい。
「エイリアン」一作目で、大砲の台座のようなところに座って死んでいる異星人がなぜそうなったのか描いた直後に、その異星人が台座から離れて歩き回っているのにびっくり。ちょっとちょっと、台座で死んでてもらわないと辻褄合わないのですけど。
リドリー・スコット先生、自分の作品どうなっていたのか忘れたのではあるまいな。
オープニングもつかみとしては壮大だったけれど、ストーリーとどう関係あるのでしょう。
人類の起源が見つかったというけど、そのまた起源は何でしょうという疑問を登場人物が先に言うのだから、あいさつに困る。
久しぶりに3Dを見たのだが、前に使った3Dメガネを持っていったところ、新しい種類のメガネを渡される。期間限定で新型のを試用して効果を比較するらしい。普通のメガネをかける上に3Dメガネをかけるわずらわしさと画面が暗くなる欠点は相変わらず。一体化した度つき3Dメガネって出ないものですかね。度を自分で簡単に合わせられるような。
「アラビアのロレンス」の3D化版というのが作中出てくるけれど、本当に出すのですかね。気色悪い。
自動手術装置で腹のエイリアンをめりめりと摘出するシーンが悪趣味で嬉しくなる。
ノオミ・ラパスは「ドラゴン・タトゥーの女」のこってりメイクで剥がしてもなんだか物を頬張っているみたいな顔。
(☆☆☆)
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