prisoner's books - 2015年06月 (17作品)
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エリア・カザン自伝やっと読了。書いた当人が「読むのにひと月はかかる」とこいていたべらぼうに長い自伝。赤狩りで共産党にいた仲間を売ったことに対する悔恨がまったくないことに批判は多いけれど、その点に関しては本当に後悔していないのだろう。
リー・ストラスバーグに対する批判は、こんなこと書いていいのかと思うレベル。もっともマーロン・ブランドの自伝でもストラスバーグはできることなら月にも自分の所有権を主張しかねない男だと書かれていたくらいなので、まるっきり根も葉もないこととも思えず。

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