こういう総花的な構成にしたのが良くなかったのか、虐待の描写が背後から叩くフリと子供の泣き声で処理するしかない「逃げ」に入らざるを得ないのが悪いのか(ひっぱたくところを見たいわけではない、冗談ではない)、描写の段階でとどまっていて踏み込みがどうにも甘い、というか、その「描写」の巧拙の達成で止まってしまい映画が見る側にとってまで走り出すまでには至らないのが不満足ということになる。
アクション映画でスタントもカット割りも破綻していて一応は見ていられるけれど、一向に魅力が感じられないのと近い感覚だろうか。
(☆☆☆)
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映画『きみはいい子』 - シネマトゥデイ