とはいえ、巨人たちを実物の人間を元にして作っている気持ち悪さといったらない。軍艦島でロケされたわけだが、何やら香港の九龍城にいたようなアヤシゲな連中が巨大化して現れたような生々しさと荒廃感とグロさがあって、こりゃ地上波でやるのを期待しないで映画館に見に行ってよかったと思えた。
ただコメディ・リリーフ調の場面はことごとく不発。石原さとみなど気の毒になるくらい。
オープニングに出てくる不発弾って、週刊誌の春日太一の連載で脚本の町山智弘と何が元ネタか当てっこしたと書いていたけれど、笠原和夫脚本・五社英雄監督の「肉体の門」でしょうね。原作にはなくて、笠原脚本版だけに出てくる。
完結編では爆発するのだろうなあ。
エンドタイトルが上から下に降りてくるというのは一応「セブン」が元かな。遡ればルーカスの「THX1138」なのだが。
(☆☆☆)
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進撃の巨人 ATTACK ON TITAN@ぴあ映画生活
映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』 - シネマトゥデイ