息子役のボビー・カナヴェイルがパチーノに全然似ないで図体が大きいのが笑わせる。
金持ちと貧乏人との格差というのがありありとわかる。教育ひとつとっても障害のある子どもが受けられるコースが決まってくるし、特殊なコースのある学校でも寄付したら一発で入学できるというあたり、ことさらに強調しないで当たり前のように描いていて、実際アメリカではあたりまえになってしまっているのだろう。
成功しているかしていないか、金のあるなしでどれくらい心構えが変わるものなのか、あるいは変わらないものなのかというテーマが端的に出ているのだが、だからといって金があるのがけしからんという安直な扱いはしていない。金がある方ができることがずっと増えることは確かなのだから。
(☆☆☆★)
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Dearダニー 君へのうた@ぴあ映画生活
映画『Dearダニー 君へのうた』 - シネマトゥデイ