射撃絵画、といって銃を撃って塗料を飛び散らせるアクション・ペインティングとパフォーミング・アートを合わせたような技法のビデオ記録が上映されていた。下世話な話になるけれど、美女が銃を撃つというのは今の男どもの一部にウケるだろうと思った。いや、実際美人なのです。だからかえって女性性というものに向かったのではないか。
次第に埴輪みたいな豊満な体型の女性像に向かっていき、最後の方ではオノ・ヨーコとの交流のせいか仏陀やガネーシャといった東洋的な像や、ガウディを思わせる生体のような複雑で装飾的な建築に向かうことになる。
巨大な仏陀の像など、なんだか公園に置きたくなる。背中に座れるようなスペースあるし。
ニキ・ド・サンファル展 新国立美術館
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