prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「不意打ち」

2016年04月11日 | 映画
冒頭、舞台になる家の前の通りですごい勢いで車が行き来し、犬がひき殺されたまま置き捨てられるという殺伐とした映像が続く。

本筋は家の中で体が不自由な老婦人が一階と二階を行き来するのに使う小型エレベーターが途中で止まってしまって降りることができなくなったところにチンピラたちが押し入ってきてえらいことになるというもの。
チンピラの一人が若きジェームス・カーンというのは有名。

しかし身体が不自由なのにあんなにでかい一階二階を行き来するような屋敷に住まなくてもよさそうなどと余計なことを考えてしまう。バリアフリーどころではない。

製作された1964年ではそういう意識はなかったのだろう。ちなみに主演のオリビア・デハビランドは1916年7月1日生まれとあって、この7月1日で100歳になる勘定。「風と共に去りぬ」の準主演だものなあ。

ワイラーの「必死の逃亡者」あたりだと屋敷の中と外とを描き分けて脱出サスペンスを醸成するのだが、外に脱出しても車を行き来させている連中がまるで無関心というあたりが不気味で、室内外を問わず機械類を妙にフェティッシュに強調しているのが無機的な感覚で、チンピラたちの乱痴気騒ぎとともにトラウマになりそう所以となった。



4月10日(日)のつぶやき

2016年04月11日 | Weblog

【本棚登録】『森卓也のコラム・クロニクル1979-2009』森卓也 ln.is/booklog.jp/ite…


人の世は必ず「戦争」に満ちておりますが、日本でいまはやりの「戦争」といえば「世代間の戦争」です。10代、20代、30代の「常識」がぜんぜん違うので「終戦」はありえません。とうぜん相手の息の根を止めるという選択肢も、出てくるでしょう。 pic.twitter.com/DBSDGtrG4p

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 5 RT

なんだ、今のバイト募集のサイトは。俺はツイートしていないぞ。どこかで勝手にされているのか。


この時期は「空気を読めない新人話」をよく目にするけど、ほんの15年前まで「休日は上司の引っ越しを手伝った」とか「社員旅行で女子社員は浴衣でお酌するのが慣例」とかの話がぼこぼこあったわけで、世の中が少しずつマシになったのはその時々の「空気を読まないヤツ」が居たからこそなんですよね。

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がんばれ!ベアーズ #1日1本オススメ映画 脚本のビル・ランカスター(バートの息子)は子供の頃から体が弱く実際にはできなかった少年野球を映画に託し49歳で逝去。生涯もう一つ残した脚本が「遊星からの物体X」というのがあまりに対照的。 pic.twitter.com/IAZjaKLAPf

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「アレクサンドリア」
4世紀、キリスト教によりそれまでの宗教や思想が排斥されるようになったアレクサンドリアを舞台に女性学者を描きます。もちろんアレクサンドリア図書館で、巻物!
#映画に出てくる書店・図書館
#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/x67cdpKqQ1

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@mikechatoran 惑星の軌道が中心がひとつの円ではなく、焦点が二つある楕円なのを発見するというのが、他民族や文化を認める寓意として効いていたと記憶します。


ちばてつや氏の言葉から「若い世代に知っておいてほしいのは、戦争には「気配」があるということ。国が何かを隠そうとしはじめたり、少しでも自由にものが言いにくくなったなと感じたら、おかしいと声をあげてください。その時はもう、戦争の渦に巻き込まれはじめているのですから」~今や「気配」濃厚

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 377 RT

yapoono6さんの脳内は「遊」15%「嘘」10%「話」20%「会」10%「明」10%「早」15%「朝」15%「日」5% ポイント:380pt ランキング:32052位 twimaker.com/?ref=yapoono6 #twimaker


自分の意志で子供を産んだのだから、保育園の件で国を責めるなと宣う、渡部昇一みたいな老人を見ていると、我々が「もう老人を支えるのは無理です、自分たちだけでなんとかしてください」と言っても我々を責めないでくださいね、我々を産んだのはあなた方の責任ですからね、と言いたくなる。

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@yapoono6 がんばれ!ベアーズと言えば、庵野秀明氏が監督の勉強に「同じ映画を10回連続で観るといい」と言われ、がんばれ!ベアーズを観たんだそうな。あとで生きてくるカットなどの演出がよくわかったとか。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 2 RT

日本映画が駄目になったのは、プログラムピクチャーが終わった70年代中頃からずっとそうで、その頃の邦画の方が現在より酷い映画は多かった。だから日活ロマンポルノやピンク映画や自主制作映画やATGの1000万映画から希望の星を見出そうとしたのだ。でも見事に挫折してしまったのが80年代。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 67 RT

@cinefilDVD 挙げればきりがないけれどあまり挙げられないのでいうと、「サテリコン」。

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そう言う時代に抗って何とかオリジナルで面白い、誰が読んでもこれは凄く面白い。しかもきちんと予算は確保できる。という脚本を作って絶対ヒットさせる。そういう思いで新作の企画を進めています。茨の道ですが、本当に面白い映画はヒットするのだ。という道を切り開きたい。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 49 RT

予算のないVシネの現場で制作部が乏しい材料費で作った薄~い豚汁を、主演の安岡力也氏が「うわ、俺こんな美味い豚汁食ったことねえよ!」と率先して食べてくれて現場の士気が上がった、という話は結構好きです。貧しいと言ってしまえばそれまでですが。

家畜人六号【小暮 宏】さんがリツイート | 25 RT