何本もの木が並んでいる画でスケッチした実際の風景とは違って一本だけ緑の葉が出ている、というのが、他と異質なものとしての性同一障害の象徴に見える。
監督のトム・フーパーは広角レンズを濫用する癖があったのだが、今回は標準レンズで対象にストレートに迫っていて、画の魅力が大きい。
精神科医たちの治療がムチャクチャに乱暴で、かつ今の目で見ると偏見に満ち満ちているのがかなりショック。
リリーを理解する役に同性愛者であることをカミングアウトしているベン・ウィショーをキャスティングしているのが巧妙。互いに理解はしていても性同一障害が同性愛とは別者であることもわからせる。
妻役のアリシア・ヴィキャンデルがすこぶる美人で好演。夫が性同一障害というのもずいぶん複雑な心情を表現しなくてはいけないので、アカデミー「助演」女優賞というのは不思議な感じ。
(☆☆☆★★)
本ホームページ
リリーのすべて 公式ホームページ
リリーのすべて@ぴあ映画生活
映画『リリーのすべて』 - シネマトゥデイ
監督のトム・フーパーは広角レンズを濫用する癖があったのだが、今回は標準レンズで対象にストレートに迫っていて、画の魅力が大きい。
精神科医たちの治療がムチャクチャに乱暴で、かつ今の目で見ると偏見に満ち満ちているのがかなりショック。
リリーを理解する役に同性愛者であることをカミングアウトしているベン・ウィショーをキャスティングしているのが巧妙。互いに理解はしていても性同一障害が同性愛とは別者であることもわからせる。
妻役のアリシア・ヴィキャンデルがすこぶる美人で好演。夫が性同一障害というのもずいぶん複雑な心情を表現しなくてはいけないので、アカデミー「助演」女優賞というのは不思議な感じ。
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