司令官役のマイケル・ケインとすると「国際諜報局」のハリー・パーマー役に先立つ出世作ということになる。イギリスの典型的な労働者階級の出であるケインが家柄で司令官をやらざるをえなくなった軍人をやっているのが皮肉な面白さ。
Fire!(撃てっ!)と吠える声と顔つきは獰猛な豹のよう。
なんといっても見ものは無数のズールー族の大群とのえんえんたる戦いで、今のポリティカル・コネクトネスでいったら現地人をもっぱら群れとして、意味のよくわからない威嚇行動やいくら殺されても恐れず襲ってくる人間離れした行動パターンで描くのは許されないだろうなと思った。群衆スペクタクルとしても今では望むべくもない。CGで人数増やしたのではやはり違うのだな。
「アラモ」の戦いと比べられたりするらしいが、まあいい気なものではあるのも一緒。侵略したのは白人と現地人のどっちだよと言いたくなる。
ズール戦争|映画情報のぴあ映画生活
本ホームページ
ズール戦争 [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン |