prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ペット・セメタリー」

2020年02月04日 | 映画
原作とも最初の映画化ともそれぞれ異動があるようだが、非業の死をとげた家族をなんとか生き返らせたい、たとえ生き返った姿に違うものが入り込んでいても、という衝動は理解できる(諸星大二郎「妖怪ハンター」の「反魂の術」にもありましたな)ので、この優れた設定をどう生かすのかというと、ダークなホームドラマとしてはいまひとつ膨らまず、お終いの方がゾンビものとあまり変わるところがなくなってくる。

重要な隣人役がジョン・リスゴーというのは嬉しいキャスティング。
娘役ジェテ・ローレンス がすこぶる達者な芝居。

「シャイニング」のホテルもアメリカ先住民の墓地跡という設定だったが、スティーブン・キングの作品にしばしばアメリカの原罪や近代以前の魔法が生きている世界へつながるものとして描かれるみたい。




2月3日のつぶやき

2020年02月04日 | Weblog