人間に毛を生やしたヴィジュアルはデジタル技術を使えばこういうことが出来るのだよと調子に乗りすぎた感じ。
ダンスシーンも脚の長さを生かした振付で、猫のはずが人間っぽいプロポーションなのがかえって変で、何かいちいち計算がずれている。
ストーリーらしいストーリーがなくずうっと音楽で運んでいくのは結構生理的にキツくて、ドラマ場面とミュージカルナンバーの緩急とか流れというのは大事なのだなと改めて思った。
かなりキャッツシアターという箱の仕掛けと結び付いたアトラクションという性格が強くて、そこから離れるとどうも妙な見世物ということになってしまう。