ビリング(配役序列)でトップなのがダイアン⋅レインなのが意外。ケビン⋅コスナーが先に来るものだと思い込んでいたこともあるし、コスナーはプロデュースにも参加しているし、あと「ウォーターワールド」や「ポストマン」のいささかワンマンだった頃の印象もあるし、なのだが、「ドリーム」あたりから一歩引いて悪目立ちしないようになっているみたい。
Netflixで先日見た「この茫漠たる荒野で」同様に「捜索者」の木霊が響いている。
つまりアメリカにおける白人と先住民との間の子供の交換によって種族が存続することの必要性と心理的抵抗が拮抗している、アメリカの一種の原罪性みたいなもの。
現代劇だというのにほとんど西部劇と地続きな精神風土。