prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「エイリアン ロムルス」

2024年09月14日 | 映画
「エイリアン」「エイリアン2」の場面やセリフをなぞるところとそれを超えて工夫するところが混ざっている。
エイリアンの体液が強酸という設定はこれまでのシリーズのどれより活かされていた。無重力状態を取り込んだのもありそうでなかった。便宜上、宇宙船内部は重力がありましたからね。

クライマックスがいったん済んでからさらに押すというのは「エイリアン2」以前からのジェームズ・キャメロンの得意技で、いまやアクションもののデフォルトにすらなっているが、アルバレス監督は「ドント・ブリーズ」でもそうだったが、二段構えのクライマックスの二段目になってから妙に押す方向がズレるのは惜しい。

アンドロイドがほぼ主役で実際キャラクターの振り幅は一番大きい。
先輩のアンドロイドで前に出てきたのとそっくりなのが出てくるのは、それを演じている俳優がAIで機械的にコピーされてるみたいで気味が悪い。

主演のケイリー・スピーニーは小柄だなと思ったら1m55cm。シガーニー・ウィーバーの1m80cmと対照的。「プリシラ」の主演なのね。