prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ドラッグストア・ガール」

2004年02月10日 | 映画
不良中年どもが牽制しあってか、若くて可愛い女の子の前で小さくなっていて、ナマぐさい展開にならないのは今の松竹映画では当然でもあるけど、芸達者が揃っているせいか不自然な感じはしないが、やっと一点取れるかどうかがクライマックスになるという具合に、初めから思いきり目標を下げているので、達成してもあまりスカッとしない。

オープニングのヒロインじゃないけど、かなり行き当たりばったり的展開。あと、こういう映画で人が死んじゃまずいでしょ。

野郎どもが飲み明かして迎えた朝の部屋になぜか蜂蜜の瓶が転がっているので、なんだいあれはと思っていたら、後で“ジェロニモ”がちゅうちゅう吸っているのがちらっと出てきた。芸が細かいというか、細かすぎて笑いを取り損ねているというか。なお、“ジェロニモ”の本名がスギモトタカシというのは、杉本高文(明石屋さんまの本名)をもじったものだろう。
(☆☆★★)


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